介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問95 (生活支援技術 問16)

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問題

介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問95(生活支援技術 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、同居の高齢者におむつを使用する家族介護者に対する、介護福祉職の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 「使用する本人の羞恥心に気を配りましょう」
  • 「尿失禁を防ぐことができます」
  • 「尿量を気にせずに、1日中同じおむつを使うことができます」
  • 「おむつを着けると、安心して排泄(はいせつ)ができます」
  • 「家族の都合に合わせて、おむつを使いましょう」

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この過去問の解説 (2件)

01

おむつは排泄介護の1つの手段ですが、使用にあたっては以下のような視点が大切です。

・本人の尊厳や羞恥心への配慮

・適切な排泄パターンの把握と活用

・可能な限り自立排泄を支援する姿勢

などです。

選択肢1. 「使用する本人の羞恥心に気を配りましょう」

おむつの使用は、本人にとって羞恥心やプライドに関わるデリケートな問題です。そのため、介護者が本人の気持ちに配慮し、できるだけ本人の尊厳を保つように対応することが大切です。

選択肢2. 「尿失禁を防ぐことができます」

×

おむつは尿失禁そのものを防ぐものではありません。

選択肢3. 「尿量を気にせずに、1日中同じおむつを使うことができます」

×

尿量や排泄の状態に応じて適宜交換しなければ、皮膚トラブル、感染リスクにつながります。

選択肢4. 「おむつを着けると、安心して排泄(はいせつ)ができます」

×

おむつの使用が排泄の安心感や自立排泄への意欲低下につながるリスクがあります。

選択肢5. 「家族の都合に合わせて、おむつを使いましょう」

×

介護は介護者の負担軽減も重要ですが、基本は本人の尊厳・自立支援が第一です。

まとめ

まとめ

おむつの使用は、介護する側の負担軽減という面だけでなく、本人の尊厳やプライドを守る視点が大切です。

そのため、家族に対しても羞恥心への配慮を呼びかけ、できるだけ本人の気持ちに寄り添ったケアを行うことが求められます。

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02

正解は「使用する本人の羞恥心に気を配りましょう」です。

 

おむつの説明には、様々な配慮が必要です。
特に、「プライバシーの配慮」「言葉選び」「共感」などを意識して声掛けをしましょう。

選択肢1. 「使用する本人の羞恥心に気を配りましょう」

適切

 

おむつの説明時には、本人の羞恥心に配慮する必要があります。
同居する家族の場合、「家族だから」と気にしていない人が多いので、説明しておくと良いでしょう。

選択肢2. 「尿失禁を防ぐことができます」

不適切

 

おむつを使用するだけでは、失禁を防ぐことはできません。

選択肢3. 「尿量を気にせずに、1日中同じおむつを使うことができます」

不適切

 

おむつは種類によって容量が決まっています。
装着する人に合わせた容量を使うことが推奨されます。

選択肢4. 「おむつを着けると、安心して排泄(はいせつ)ができます」

不適切

 

おむつを付けたとしても安心して排泄できるわけではありません。
トイレに行きたい人もいれば、おむつが合わない人もいるということに配慮しましょう。

選択肢5. 「家族の都合に合わせて、おむつを使いましょう」

不適切

 

まずは、本人の意思を尊重しましょう。
最終的には、本人と家族が納得できる形になるのが理想です。

まとめ

今回は、同居する高齢者の家族に対するおむつの説明に関する問題でした。

 

一番は、本人の尊厳やプライドを重視してあげましょう。
そのうえで家族に対する配慮を心がけるようにするべきです。

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