介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問100 (生活支援技術 問21)
問題文
次の記述のうち、衣類の保管方法として、適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問100(生活支援技術 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、衣類の保管方法として、適切なものを1つ選びなさい。
- 衣装ケースで保管するときは、たたんだ衣類の下に防虫剤を入れる。
- ドライクリーニング後の衣類は、ビニールを外さずに保管する。
- 汚れのひどい衣類は、介護福祉職の判断で廃棄する。
- 湿気を含んだ衣類は、たたんで引き出しに保管する。
- 絹製品は、タンスの上部に保管する。
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この過去問の解説 (2件)
01
介護現場では、高齢者の衣類の保管も衛生管理の一環です。
正しい保管方法を知っておくことで、衣類を清潔で長持ちさせ、カビや虫害を防ぐことができます。特に高齢者は、衣類の衛生状態が皮膚トラブルや感染症のリスクに直結することもあるため、適切な対応が求められます。
×
防虫剤は揮発した成分がケース内に満遍なく広がることで効果を発揮します。
そのため、衣類の上部に置くのが正しい方法です。
×
ドライクリーニングの後のビニールカバーは、輸送中の汚れ防止用です。
ビニールをかけたまま保管すると通気性が悪くなり、湿気がこもりカビや変色の原因になります。
×
衣類の破棄は、利用者本人または家族の同意が必要です。
介護職の独自の判断で破棄することは、本人の尊厳や財産権を侵害する可能性があり、適切ではありません。
×
湿気を含んだまま保管すると、カビや臭いの原因になります。
衣類は十分に乾燥させてからたたみ、引き出しやケースにしまうことが大切です。
〇
絹製品は湿気に弱く、また害虫の被害を受けやすいため、比較的湿気の少ない箪笥の上段に保管するのが適切です。
箪笥の下部は湿気がたまりやすいため、デリケートな衣類の保管は向きません。
まとめ
衣類の保管で注意したいポイントは、
・湿気対策
・防虫対策
・利用者様の財産権と意思の尊重
・保管場所の湿度や通気性を考える
などが挙げられます。
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02
正解は「絹製品は、タンスの上部に保管する」です。
衣類の保管には、湿気対策、防虫対策、たたみ方、収納場所の確保などが重要です。
衣類はQOLにも関わってくるので、適切な保管方法を覚えておきましょう。
不適切
防虫剤の成分は、上から下に広がるので、一番上に置くのが効果的です。
不適切
クリーニング後のビニールは、一時的に保管するものなのですぐに外しましょう。
通気性が悪くなり、カビや虫食いなどの原因となります。
不適切
衣服はあくまで利用者本人のものです。
介護福祉職の判断で破棄するのではなく、利用者や家族の意向を尊重して判断しましょう。
不適切
湿気を含んだままだと、カビやにおいの原因となります。
しっかりと乾かしてから畳んで保管しましょう。
適切
絹製品は、湿気に弱いのでタンスの上部の保管が適切です。
湿気の溜まりやすい下部は避けましょう。
今回は、衣類の保管方法に関する問題でした。
介護における衣類の保管は、高齢者の快適な生活と安全を確保するためには、とても重要です。
保管方法を適切に覚えていれば、事故防止にもつながります。
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