介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問103 (生活支援技術 問24)
問題文
終末期の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問103(生活支援技術 問24) (訂正依頼・報告はこちら)
終末期の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 決まった時間に食事を提供する。
- 部屋の換気は控えるようにする。
- 無反応のときは無言で静かに介護を行う。
- 呼吸困難時は、顎を下げて頭部を前屈させた仰臥位(ぎょうがい)(背臥位(はいがい))にする。
- せん妄によって話のつじつまが合わないときは、否定せずに受け止める。
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この過去問の解説 (2件)
01
終末期の介護に重要なことは、「高齢者の思いを尊重し、その人らしい姿を受け入れる」ということです。
×:終末期に関しては、その人が食べたい時に食べたいものを食べさせてあげることが最適です。
×:新鮮な空気に触れることは、リラックス効果があるため適切ではありません。
×:反応がなくても対話は刺激になるので、なるべく声掛けをしながら介助をするのが適切です。
×:呼吸がしにくい時には、横臥位(おうがい)が適切です。
⚪︎:支離滅裂な会話でも訂正せず受け止めてあげることが大切です。
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02
終末期の介護は、利用者が残された時間を穏やかに過ごせるように支援することが大切になります。終末期の日常生活における食事や排泄といった身体的ケアや、コミュニケーションなどによる精神的ケアを適切に行うために正しい知識を身に付けておきましょう。
不正解です。
終末期では食事摂取量が減ってきたり、食欲がなくなるといった症状が出やすくなります。また、終末期の介護では医療従事者等と連携し、本人の希望に沿いながら、決まった時間に食事を提供するのではなく柔軟に対応することが適切です。
不正解です。
穏やかに過ごすためには部屋の環境を整えることも必要です。掃除や換気を行うことで清潔を保つこと、感染症などの予防といったことにも繋がります。
不正解です。
無反応だからといって無言で介護を行うことは失礼です。無反応であっても、ケアを行うときに声掛けを行うことで安心感を与えるといった精神的ケアにも繋がります。
不正解です。
呼吸困難時は頭部が前屈した状態にならないように気をつけ、体位はベッドの上部を上げた起座位や座位、側臥位をとることが基本となります。
正解です。
終末期では疾患や環境の変化、脳の機能低下など色々な原因によってせん妄の症状がみられることがあります。会話が続かないといったことも症状のひとつとされ、聞き手は否定せず受け止めることが安心感を与える適切な対応となります。
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