介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問107 (介護過程 問2)
問題文
生活課題に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問107(介護過程 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
生活課題に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 家族の立場から検討する。
- 利用者のニーズを判断の基盤にする。
- 利用者の要望を1つに集約する。
- 介護福祉職の主観を尊重する。
- 生命の危機よりも利用者の意向を優先する。
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この過去問の解説 (2件)
01
健康・経済・家族関係など本人を取り巻く状況がどのように構築されているか、またその現状に問題がある際に「生活課題」と呼ばれます。
生活課題には様々な種類が挙げられます。
・病気や怪我による健康上の問題。
・住居環境が悪いなどの居住上の問題。
・収入がない、借金があるなどの経済上の問題。
・近くに頼れる人がいない、家族仲が悪いなどの人間関係上の問題。
×:本人から見た生活環境に問題がある場合を生活課題とするので、適切ではありません。
⚪︎:本人が苦労していたり、悩みだと思うことが生活課題になりうるため、こちらが適切です。
×:生活課題は通常多岐に渡るので、1つに集約するのは難しいです。
×:介護福祉士目線ではなく、本人目線で課題解決を目指すのが最適です。
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02
生活課題は就労や教育、健康や住まいといった、人が日常生活を送る中で送る解決すべき課題のことをいいます。
不正解です。
利用者が抱える生活課題に対して、利用者本人の立場からの状況の把握や情報の分析といったアセスメントが行われるため、家族の立場からの検討は適切ではありません。
正解です。
利用者自身が日常で困難に感じていることや、やりたいことを実現するために解決すべきことが生活課題にあたります。そのことから、利用者のニーズの判断を基盤にするという記述は適切となります。
不正解です。
介護での生活課題には身体的、心理的、社会的なものがあり、それぞれに適したサービスを提供することが解決策となります。要望は1つに集約せず、1つの課題ごとに対応することが必要になります。
不適切です。
生活課題は多岐にわたるため自治体や医療機関、介護施設、地域など広い連携が求められます。介護福祉士の主観を尊重するのではなく、課題について専門職それぞれの目線から解決していくことが重要になります。
不正解です。
生活課題に対しては本人の意向よりも生命の危機が優先されます。課題には本人の意向を考慮しつつ優先順位がつけられ、生命の危機や日常生活での大きな支障は優先的に扱われます。
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