介護福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問113 (介護過程 問8)
問題文
次の事例を読んで、問いに答えなさい。
〔事例〕
Bさん(42歳、女性、障害支援区分3)は、知的障害があり、母親と二人暮らしである。日中は生活介護事業所に通っている。日常生活動作の一部に見守りが必要である。個別支援計画の短期目標を、「見守りのもと、トイレで排泄(はいせつ)ができる」としている。
しかし、最近、排泄のときに下着やズボンを汚してしまい、それをほかの利用者にからかわれ、しばらく一人でいる様子があったと生活支援員から申し送りがあった。
ある日、事業所長が話しかけると、Bさんは、「トイレで失敗したら恥ずかしい」と元気なく話した。母親からも電話で、「これからは紙おむつを使うように勧めているのだけど、使いたくないとBは話している」とサービス管理責任者に連絡があった。
Bさんについて、個別支援会議が開催され、短期目標を、「排泄(はいせつ)の自立(下着を汚さずに排泄する)(3か月)」とした。
次の記述のうち、Bさんの短期目標を実現するために生活支援員がとる対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Bさん(42歳、女性、障害支援区分3)は、知的障害があり、母親と二人暮らしである。日中は生活介護事業所に通っている。日常生活動作の一部に見守りが必要である。個別支援計画の短期目標を、「見守りのもと、トイレで排泄(はいせつ)ができる」としている。
しかし、最近、排泄のときに下着やズボンを汚してしまい、それをほかの利用者にからかわれ、しばらく一人でいる様子があったと生活支援員から申し送りがあった。
ある日、事業所長が話しかけると、Bさんは、「トイレで失敗したら恥ずかしい」と元気なく話した。母親からも電話で、「これからは紙おむつを使うように勧めているのだけど、使いたくないとBは話している」とサービス管理責任者に連絡があった。
Bさんについて、個別支援会議が開催され、短期目標を、「排泄(はいせつ)の自立(下着を汚さずに排泄する)(3か月)」とした。
次の記述のうち、Bさんの短期目標を実現するために生活支援員がとる対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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問題
介護福祉士試験 第37回(令和6年度) 問113(介護過程 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例を読んで、問いに答えなさい。
〔事例〕
Bさん(42歳、女性、障害支援区分3)は、知的障害があり、母親と二人暮らしである。日中は生活介護事業所に通っている。日常生活動作の一部に見守りが必要である。個別支援計画の短期目標を、「見守りのもと、トイレで排泄(はいせつ)ができる」としている。
しかし、最近、排泄のときに下着やズボンを汚してしまい、それをほかの利用者にからかわれ、しばらく一人でいる様子があったと生活支援員から申し送りがあった。
ある日、事業所長が話しかけると、Bさんは、「トイレで失敗したら恥ずかしい」と元気なく話した。母親からも電話で、「これからは紙おむつを使うように勧めているのだけど、使いたくないとBは話している」とサービス管理責任者に連絡があった。
Bさんについて、個別支援会議が開催され、短期目標を、「排泄(はいせつ)の自立(下着を汚さずに排泄する)(3か月)」とした。
次の記述のうち、Bさんの短期目標を実現するために生活支援員がとる対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Bさん(42歳、女性、障害支援区分3)は、知的障害があり、母親と二人暮らしである。日中は生活介護事業所に通っている。日常生活動作の一部に見守りが必要である。個別支援計画の短期目標を、「見守りのもと、トイレで排泄(はいせつ)ができる」としている。
しかし、最近、排泄のときに下着やズボンを汚してしまい、それをほかの利用者にからかわれ、しばらく一人でいる様子があったと生活支援員から申し送りがあった。
ある日、事業所長が話しかけると、Bさんは、「トイレで失敗したら恥ずかしい」と元気なく話した。母親からも電話で、「これからは紙おむつを使うように勧めているのだけど、使いたくないとBは話している」とサービス管理責任者に連絡があった。
Bさんについて、個別支援会議が開催され、短期目標を、「排泄(はいせつ)の自立(下着を汚さずに排泄する)(3か月)」とした。
次の記述のうち、Bさんの短期目標を実現するために生活支援員がとる対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 定期的に、手順を理解できているか一緒に確認する。
- 自宅で排泄を済ませ、事業所で排泄しないように助言する。
- 母親の要望であると伝え、紙おむつを使うように助言する。
- ポータブルトイレを設置し、そこで排泄をするように誘導する。
- 排泄に関する行為を、全介助にする。
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この過去問の解説 (2件)
01
個別支援計画の短期目標には「見守りのもと、トイレで排泄(はいせつ)ができる」とあります。
Bさんは知的障害があることから、それが原因で排泄の失敗が起こってしまうため、それを回避するような働きかけが必要になってきます。
⚪︎:短期目標にあるように、Bさんがトイレで排泄できるような声かけや環境を作ってあげることが大切です。
×:事業所でも排泄できるようにBさんに働きかけることが大切です。
×:Bさんはトイレでの排泄を希望しているので、適切ではありません。
×:通常通りの日常生活を送ることを希望しているので、まずはトイレでの排泄ができるような働きかけをすることが大切です。
×:見守りのもと排泄ができるBさんに対し全介助で対応することは、適切ではありません。
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02
個別支援会議は障害のある方個人の支援について確認をしたり、短期目標や中期目標を整理したりといったことを目的に話し合いが行われます。
正解です。
見守りのもとトイレで排泄ができるとなっていたものの、下着やズボンを汚してしまうことがみられたため今後の観察が必要と考えられます。定期的に手順の理解を生活支援員と一緒に確認することで、短期目標を実現するための情報を得ることができます。
不正解です。
事業所で排泄しないよう助言することは短期目標にあてはまらない以前に、生理現象を制限させることは人に対する尊厳を無視した問題行為になります。
不正解です。
個別支援会議では母親の要望にも触れた上で短期目標が作られたことが考えられます。決まった短期目標が排泄の自立(下着を汚さずに排泄する)であるため紙おむつの使用は適切ではありません。
不正解です。
Bさんは通所サービスで利用している上に、トイレの使用に問題点はあげられていません。そのことからもポータブルトイレの使用は必要ありません。
不適切です。
排泄の自立が短期目標であることに対して、排泄の全介助は目標とは真逆の対応になるため適切ではありません。
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