大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問79 (地理B(第3問) 問2)
問題文
次の図1は、いくつかの国における人口千人当たり死亡数の推移を示したものであり、A~Cは、日本、アメリカ合衆国、フィリピンのいずれかである。また、後の図2中のア~ウは、これら3か国のいずれかについて、年齢別人口構成を示したものである。アメリカ合衆国に該当する正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問79(地理B(第3問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
次の図1は、いくつかの国における人口千人当たり死亡数の推移を示したものであり、A~Cは、日本、アメリカ合衆国、フィリピンのいずれかである。また、後の図2中のア~ウは、これら3か国のいずれかについて、年齢別人口構成を示したものである。アメリカ合衆国に該当する正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

- 千人当たり死亡数:A 年齢別人口構成:ア
- 千人当たり死亡数:A 年齢別人口構成:イ
- 千人当たり死亡数:A 年齢別人口構成:ウ
- 千人当たり死亡数:B 年齢別人口構成:ア
- 千人当たり死亡数:B 年齢別人口構成:イ
- 千人当たり死亡数:B 年齢別人口構成:ウ
- 千人当たり死亡数:C 年齢別人口構成:ア
- 千人当たり死亡数:C 年齢別人口構成:イ
- 千人当たり死亡数:C 年齢別人口構成:ウ
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、各国の人口動態(死亡率と年齢構成)から、どのデータがアメリカ合衆国に対応しているかを見極める問題です。
組み合わせが不適切です。
組み合わせが不適切です。
組み合わせが不適切です。
組み合わせが不適切です。
組み合わせが適切です。正解です。
組み合わせが不適切です。
組み合わせが不適切です。
組み合わせが不適切です。
組み合わせが不適切です。
アメリカ合衆国は、高齢化が進んではいるが日本ほどではなく、全体的にバランスの取れた人口構成を持ち、死亡率も中程度に安定している。その特徴から「千人当たり死亡数:B」「年齢別人口構成:イ」が正しい組合せとなります。
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02
日本・アメリカ・フィリピンの三か国を「死亡数(図1)」「人口構成(図2)」から判断をさせる問題です。
まずは図1から判読していきます。1950-55年の数値を見てみると、AとB国はC国よりも小さい値を示しています。しかし2010-15年の数値を見てみると、AとB国がC国より大きい値を示しており、1950-55年と比較すると逆転する現象が起きてきます。現代は世界全体を見てみると栄養状態は以前より改善され、医療技術も進展し、長命化している傾向にあります。しかし人間の寿命には限りがあるので、高齢化している国ほど死亡率は高くなる傾向にあります。Aは高齢化が顕著な国の一つである日本です。Cは1950-55年当時は栄養状態が比較的悪く、医療技術もさほど進展していないが、2010-15年は高齢化がAとB国ほど進展していないフィリピンです。Bは残ったアメリカです。
次に図2の判読です。アは0-14歳の割合が高く、65歳以上の割合は低い特徴があります。子どもの割合が高く、老人の割合が低い発展途上国の特徴を示しているのでフィリピンです。ウはその逆です。0-14歳の割合が低く、65歳以上の割合は高い特徴があるので、先進国の特徴を示している日本です。イは残ったアメリカです。
不適です。
不適です。
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適切です。
不適です。
不適です。
不適です。
不適です。
先進国と途上国の人口構成は頻出分野です。「多産小死」「少子高齢化」等の用語を覚えることも大切ですが、それぞれの年齢層別の特徴を一覧にしてまとめられるようにしましょう。
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