大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問67 (地理B(第1問) 問1)
問題文
自然環境に関する様々な現象の理解には、それぞれの時間スケールと空間スケールの認識が必要になる。次の図1は、気候や気象に関するいくつかの現象についておおよその時間スケールと空間スケールを模式的に示したものであり、①〜④は、エルニーニョ・ラニーニャ現象、地球温暖化、低気圧・台風、モンスーンのいずれかである。モンスーンを示したものとして最も適当なものを、図1中の①〜④のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問67(地理B(第1問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
自然環境に関する様々な現象の理解には、それぞれの時間スケールと空間スケールの認識が必要になる。次の図1は、気候や気象に関するいくつかの現象についておおよその時間スケールと空間スケールを模式的に示したものであり、①〜④は、エルニーニョ・ラニーニャ現象、地球温暖化、低気圧・台風、モンスーンのいずれかである。モンスーンを示したものとして最も適当なものを、図1中の①〜④のうちから一つ選べ。
- ①
- ②
- ③
- ④
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題で着目すべきポイントは、時間スケールの差異です。
時間スケールを確認すると、1日から一か月の間にあります。
選択肢を確認すると、この期間に当てはまるのは低気圧・台風となります。
時間スケールを確認すると、一か月から一年程度の規模です。
これは季節的なものと言えます。
したがって、この時間スケールに当てはまるのは、モンスーン(季節風)となります。
時間スケールを確認すると、1年から10年規模です。
この時間スケールに当てはまるのは、エルニーニョ現象・ラニーニャ現象となります。
時間スケールを確認すると、100年以上の規模で影響を及ぼす可能性があることがわかります。
これは、直近数世紀の人間活動によって加速しつつある地球温暖化だとわかります。
この問題は、大きい区別のつきにくい空間スケールではなく差異の大きい空間スケールに着目できたかがポイントになります。
それぞれの具体的な時間スケールから導けなくとも、時間スケールの長い順に並べられれば解くことができるでしょう。
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