給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
公衆衛生概論 問2

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 公衆衛生概論 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

水道水の水質基準に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
  • 味や臭気は、水質基準項目に含まれている。
  • 一般細菌の基準値は、「検出されないこと」とされている。
  • 総トリハロメタンとともに、トリハロメタン類のうち4物質について各々基準値が定められている。
  • 水質基準は、最新の科学的知見に照らして改正される。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は「不適当なもの」を選択するものです。

選択肢1. 味や臭気は、水質基準項目に含まれている。

これは「正しい」です。

味、臭気の基準は「異常でないこと」とあります。

その他にも色度や濁度、pH値なども水質基準項目に含まれています。

選択肢2. 一般細菌の基準値は、「検出されないこと」とされている。

これが「不適当なもの」です。

この記述で「一般細菌」が間違っています。基準が「検出されないこと」となっているのは「大腸菌」です。一般細菌の基準は「1mlの検水で形成される集落数が100以下」となっています。

集落数とは「コロニー」のことです。普段細菌は目に見えませんが、数が増えてある一定の数を超えると集落となって培養地で見ることが出来るようになります。

大腸菌は種類によっては下痢や腹痛などを引き起こすため、検出されないことが基準です。

選択肢3. 総トリハロメタンとともに、トリハロメタン類のうち4物質について各々基準値が定められている。

これは「正しい」です。

トリハロメタンとは、クロロホルムやジブロモクロロメタンなどのことで、発がん性があるものや、発がん性が疑われているものがあるため、基準値があります。

選択肢4. 水質基準は、最新の科学的知見に照らして改正される。

これは「正しい」です。

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