マンション管理士の過去問
平成27年度(2015年)
問45
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問題
マンション管理士試験 平成27年度(2015年) 問45 (訂正依頼・報告はこちら)
マンションの設備に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
- 電気設備において、100V用の照明機器やコンセントのほか200V用の電磁誘導加熱式調理器(IHクッキングヒーター)に対応するため、住戸内配線を三相3線式とした。
- 換気設備において、換気による外気の熱負荷を軽減するため、第1種換気方式となる熱交換型換気扇を用いた。
- ガス配管の土中に埋設されている白ガス管(亜鉛メッキ鋼管)は、30年程度経過すると漏洩しやすくなる。
- ガス瞬間式給湯器の能力表示には「号」が一般に用いられ、1号は流量1l/minの水の温度を20℃上昇させる能力をいう。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 誤り。
電気設備において、100V用の照明機器やコンセントのほか200V用の電磁誘導加熱式調理器(IHクッキングヒーター)に対応するのは、単相3線式です。三相3線式ではありません。
2 正しい。
選択肢のとおり、換気設備において、換気による外気の熱負荷を軽減するためには、第1種換気方式となる熱交換型換気扇が用いられます。
3 誤り。
ガス配管の土中に埋設されている白ガス管(亜鉛メッキ鋼管)は、20年程度経過すると漏洩しやすくなります。30年程度ではありません。
4 誤り。
ガス瞬間式給湯器の能力表示に用いられる「号」は、1号が流量1ℓ/minの水の温度を25℃上昇させる能力です。20℃ではありません。
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02
1、不適切です。
100V用の照明機器や200V用の電磁誘導加熱式調理器に対応するために、住戸内配線は単相3線式とすべきです。
2、適切です。
第1種換気方式は、給気、排気とも機械で行います。
この方式は、外気の熱負荷を軽減します。
3、不適切です。
白ガス管は、30年ではなく、20年程度を超えると、漏洩しやすくなります。
4、不適切です。
1号は、流量1L/minの水を、20℃ではなく25℃上げる能力のことです。
以上のことから、適切なのは2なので、正解は2です。
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03
1.電磁誘導加熱式調理器(IHクッキングヒーター)を使用するにあたっては、共用幹線のケーブル等を取り換え、専有部分の電気配線を「単相3線式」の配線とします。単相3線式は、3本の電線で1組を構成し、その1本を対地電圧0の接地線(中性線)とします。そして、残り2本の端線はそれぞれ対地電圧100Vとし、端線2本では200Vを得ることができるものです。
よって、この設問は不適切です。
2.熱交換型の換気扇は、排出する室内の空気と屋外から取り入れる空気を直接混合させることなく、熱のみを移すことにより、室内温度との温度差を小さくした外気を取り入れることができます。つまり換気による外気の熱負荷が軽減されます。
3.ガス配管の土中に埋設されている白ガス管(亜鉛メッキ鋼管)が、腐食によりガス漏洩しやすくなる期間の目安は「20年」程度とされています。
よって、この設問は不適切です。
4.ガス瞬間式給湯器の能力表示には「号」が一般に用いられ、1号は毎分流量1lの水の温度を「25℃」上昇させる能力をいいます。
よって、この設問は不適切です。
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