マンション管理士の過去問
平成29年度(2017年)
問50

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問題

マンション管理士試験 平成29年度(2017年) 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

マンション管理業者の業務に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法の規定によれば、誤っているものはどれか。ただし、記述の中で「マンションの区分所有者等」とあるのは、同法第2条の規定によるものとする。
  • マンション管理業者の使用人その他の従業者は、当該従業者でなくなった後5年を経過するまでは、正当な理由がなく、マンションの管理に関する事務を行ったことに関して知り得た秘密を漏らしてはならない。
  • マンション管理業者は、使用人その他の従業者に、その従業者であることを証する証明書を携帯させなければ、その者をその業務に従事させてはならない。
  • マンション管理業者の使用人その他の従業者は、マンションの管理に関する事務を行うに際し、マンションの区分所有者等その他の関係者から請求があったときは、当該マンション管理業者の従業者であることを証する証明書を提示しなければならない。
  • マンション管理業者の登録がその効力を失った場合には、当該マンション管理業者であった者又はその一般承継人は、当該マンション管理業者の管理組合からの委託に係る管理事務を結了する目的の範囲内においては、なおマンション管理業者とみなす。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.誤っている。
マンションの管理の適正化の推進に関する法律
第87条では、
「マンション管理業者の使用人その他の従業者は、正当な理由がなく、
マンションの管理に関する事務を行ったことに関して知り得た秘密を漏らしてはならない。
マンション管理業者の使用人その他の従業者でなくなった後においても、同様とする。」
と定め、期間を制限していません。

2.正しい。
第88条第1項では、
「マンション管理業者は、国土交通省令で定めるところにより、
使用人その他の従業者に、その従業者であることを証する証明書を携帯させなければ、その者をその業務に従事させてはならない。」
と定めています。

3.正しい。
第88条第2項では
「マンション管理業者の使用人
その他の従業者は、マンションの管理に関する事務を行うに際し、
マンションの区分所有者等その他の関係者から請求があったときは、
前項の証明書を提示しなければならない。」
と規定しています。

4.正しい。
第89条では、
「マンション管理業者の登録がその効力を失った場合には、
当該マンション管理業者であった者又はその一般承継人は、
当該マンション管理業者の管理組合からの委託に係る管理事務を
結了する目的の範囲内においては、なおマンション管理業者とみなす」
と定めています。

以上より、誤っているのは1なので、正解は1です。

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02

この問題は、マンション管理適正化法の規定に関する知識を試すものです。

具体的には、各選択肢が示すマンション管理業者の業務に関する記述が、マンション管理適正化法の規定に従っているかどうかを判断することが求められます。

選択肢1. マンション管理業者の使用人その他の従業者は、当該従業者でなくなった後5年を経過するまでは、正当な理由がなく、マンションの管理に関する事務を行ったことに関して知り得た秘密を漏らしてはならない。

誤り

解説:マンションの管理の適正化の推進に関する法律第87条において、マンション管理業者の使用人や従業者が、業務上知り得た秘密を漏らしてはならないという規定が存在しますが、その期間に制限は設けられていません。

選択肢2. マンション管理業者は、使用人その他の従業者に、その従業者であることを証する証明書を携帯させなければ、その者をその業務に従事させてはならない。

正しい

解説:第88条第1項により、マンション管理業者は、使用人や従業者に証明書を携帯させることが義務付けられています。

選択肢3. マンション管理業者の使用人その他の従業者は、マンションの管理に関する事務を行うに際し、マンションの区分所有者等その他の関係者から請求があったときは、当該マンション管理業者の従業者であることを証する証明書を提示しなければならない。

正しい

解説:第88条第2項により、マンションの区分所有者や関係者からの請求があった場合、従業者は自身がマンション管理業者の従業者であることを証明する証明書を提示しなければならないという規定が存在します。

選択肢4. マンション管理業者の登録がその効力を失った場合には、当該マンション管理業者であった者又はその一般承継人は、当該マンション管理業者の管理組合からの委託に係る管理事務を結了する目的の範囲内においては、なおマンション管理業者とみなす。

正しい

解説:第89条により、マンション管理業者の登録が失効した場合でも、管理組合からの委託に関する管理事務を終了する目的であれば、当該業者は引き続きマンション管理業者とみなされるという規定が存在します。

まとめ

この問題を解く際には、マンション管理適正化法の具体的な条文やその解釈を正確に理解し、それを基にして各選択肢の内容が法の規定に従っているかどうかを判断する能力が求められます。

特に、法の条文の文言やその背景にある目的を理解することが重要です。

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03

1.誤り
5年を経過するという規定はなく、管理業者の使用人その他従業者でなくなった後でも秘密を漏らしてはならないという規定があります。
特に期限を定めているわけではありません。

2.正しい
記載のとおりです。証明書の記載としてマンション管理適正化法の88条に同様の記載があります。

3.正しい
記載のとおりです。証明書の記載として同88条に同様の記載があります。

4.正しい
記載のとおりです。同89条に同様の記載があります。
管理事務を結了する目的の範囲内においては、なおマンション管理業者とみなされます。

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