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マンション管理士の過去問 平成30年度(2018年) 問43

問題

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[ 設定等 ]
マンションの給水設備に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
   1 .
高置水槽方式の受水槽のオーバーフロー管を、オーバーフロー管の管径より太い径の排水管でトラップを有するものに直結させた。
   2 .
ポンプ直送方式で用いる受水槽に、内部の保守点検のために、有効内径60cmのマンホールを設けた。
   3 .
専有部分に設置する給水管として、耐衝撃性及び耐食性の高い水道用架橋ポリエチレン管を用いた。
   4 .
20階以上の超高層マンションで、給水圧力が高い場合に、減圧弁の設置等により、専有部分の給水管の給水圧力が300~400kPaの範囲になるように調整した。
( マンション管理士試験 平成30年度(2018年) 問43 )
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この過去問の解説 (3件)

18
正答は 1 です。

1.給水タンク等の水抜管及びオーバーフロー管は、排水管と直接連結しないこととされています。
よって、この設問は不適切です。

2.給水タンク等には、内部の保守点検を容易かつ安全に行うため、直径60㎝以上のマンホールを設けることとされています。

3.水道用架橋ポリエチレン管は、耐熱性にすぐれるので、給湯用配管に用いられます。住戸内(専有部分内)で用いられるのが一般的です。

4.マンションでは、住戸内の給水管の給水圧力の上限値を300~400kPa程度に設定するのが一般的です。

付箋メモを残すことが出来ます。
10
正答は 1 です。

1. 飲料水の配管設備とその他の配管設備とは、直接連結させないこと(建築基準法施行令129条の2の5第2項第1号関係)

したがって、高置水槽方式の受水槽のオーバーフロー管を排水管に直結させることはできません。

2. 内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができる位置に直径60cm以上の円が内接することができるマンホールを設けることが必要です。
(建設省告示第1406号)

3. 専有部分の給水管には、水道用架橋ポリエチレン管を使用するのが一般的です。

4. 20階以上の超高層マンションでは、一般的に住戸内の給水管の給水圧力の上限値を300~400kPaの範囲になるように、減圧弁を設置します。

0

マンションの給水設備に関する記述の中で、適切でないものを選ぶ問題です。

選択肢は4つあり、それぞれ異なる給水設備の特性や設定に関する情報を提供しています。

選択肢1. 高置水槽方式の受水槽のオーバーフロー管を、オーバーフロー管の管径より太い径の排水管でトラップを有するものに直結させた。

不適切

解説:オーバーフロー管を直結させることは、受水槽のオーバーフロー時に水が排水管に流れることを防ぐためのものです。しかし、オーバーフロー管をトラップを有する排水管に直結させることは、逆流のリスクがあるため適切ではありません。

選択肢2. ポンプ直送方式で用いる受水槽に、内部の保守点検のために、有効内径60cmのマンホールを設けた。

適切

解説:ポンプ直送方式の受水槽には、内部の保守点検のためのマンホールが必要です。有効内径60cmのマンホールは、人が入るのに十分な大きさであり、適切です。

選択肢3. 専有部分に設置する給水管として、耐衝撃性及び耐食性の高い水道用架橋ポリエチレン管を用いた。

適切

解説:水道用架橋ポリエチレン管は、耐衝撃性及び耐食性が高いため、専有部分の給水管として使用するのは適切です。

選択肢4. 20階以上の超高層マンションで、給水圧力が高い場合に、減圧弁の設置等により、専有部分の給水管の給水圧力が300~400kPaの範囲になるように調整した。

適切

解説:20階以上の超高層マンションでは、給水圧力が高くなる可能性があります。しかし、給水圧力が300~400kPaの範囲に調整することは、適切な範囲内であり、適切です。

まとめ

この問題を解くためには、給水設備に関する基本的な知識と、それに関連する建築基準法や関連する技術基準を理解している必要があります。

各選択肢が示す内容と、実際の給水設備の設計や施工の基準を照らし合わせて、正しいか誤っているかを判断することが求められます。

特に、給水の方式、材料の特性、圧力の調整などに関する具体的な基準やその解釈に基づいて正確に答えを導き出す必要があります。

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