この問題は、マンションの調査・診断方法とその目的に関する知識を問うものです。各選択肢について、その調査・診断方法と目的の組合せが適切であるかどうかを判断する問題です。
選択肢1. X線法 ―――――――――― 給水管の肉厚の減少や錆こぶの状態
適切
- X線法は、X線を用いて対象物の内部を撮影し、その内部の様子を確認する非破壊検査技術です。給水管の肉厚の減少や錆こぶの状態を調査するために使用されます。
選択肢2. ドリル削孔(粉末)法 ――― コンクリートの強度
- 適切でない<ul><li>ドリル削孔(粉末)法は、中性化深さ試験として、電動ドリルの削孔時に生じる削孔粉を用いる試験方法です。この方法は、コンクリートの強度を直接測定するものではなく、コンクリートの中性化の進行状況を調査するための方法です。
</li></ul>
選択肢3. 反発法 ―――――――――― 外壁タイルの浮き
- 適切<ul><li>反発法は、シュミットハンマー等を用いてタイル面に一定の衝撃を与え、その衝撃により生じた跳ね返りの大きさを自動的に記録し、反発度または音圧の違いによりタイル等の浮きの有無や程度を調査する方法です。
</li></ul>
選択肢4. 電磁波レーダ法 ―――――― コンクリート中の鉄筋の位置
- 適切<ul><li>電磁波レーダ法は、電磁波をアンテナからコンクリート内に放射し、コンクリート内の鉄筋や非金属管や空洞などから反射して返ってきた電磁波を受信アンテナで受信し、その電磁波が戻るまでの時間から距離を算出する方法です。コンクリート中の鉄筋の位置の調査等に使用されます。
</li></ul>