調理師の過去問
平成25年度
公衆衛生学 問15

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問題

調理師試験 平成25年度 公衆衛生学 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

精神保健に関する記述について、正しいものを一つ次の中から選びなさい。
  • 措置入院あるいは医療保護入院では、本人の同意がなくても入院させることができる。
  • 精神障害者の治療は入院治療が主であり、外来での治療はほとんど行われない。
  • 精神障害者のなかには、薬物依存症の患者は含まれない。
  • 地域の精神保健対策は都道府県の保健所が担っており、区市町村では行われていない。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は(1)です。

「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」からの出題です。

この分野は、とても広く、難しいのです。
この法律で、一番大きな点は、第1条です。

「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」では、精神障害者の医療及び保護を行い、社会復帰と、自立の促進のために必要な援助を行い、その他国民の精神的健康の保持及び増進に努めることを目的としています。

なので、精神障害者本人だけでなく、他の国民の健康がおびやかされるならば、本人の同意無しに入院させることができます。

この点は、必ず覚えておきましょう。


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02

正解は1です。

2・精神障碍者への治療は外来が主になるので間違いです。

3・薬物依存症は精神障害者のなかに含まれます。

4・地域の精神保健対策は市町村でも行われています。

参考になった数61

03

厚生労働省 精神保健福祉法(=精神保健及び精神障害者福祉に関する法律)の内容から出題されています。

(1)が正解です。
急速を要する場合は「措置入院」「医療保護入院」を行うことが認められています。

参考までに…
精神保健福祉法第 33条より「医療保護入院」
“精神保健指定医による診察の結果、精神障害者であり、かつ、医療及び保護のため入院の必要がある場合に、その家族等のうちいずれかの者の同意があるときは本人の同意がなくとも、その者を入院させることができる”

(2)× 逆で、外来治療が中心です。

(3)× 法律では薬物依存者も精神障害者と定義しています。

参考までに…
精神保健福祉法 第5条より「対象」
“精神保健福祉法の対象とする精神障害者は、統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質そのほかの精神疾患を有する者“

(4)× 都道府県だけでなく市町村でも、福祉に関する相談、指導などが行われています。

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04

1が正解。
2:精神障害者の外来での治療は行われています。

3:薬物依存症は精神障害なので、含まれます。

4:都道府県の保健所でも区市町村でも行われています。

参考になった数33