調理師 過去問
令和5年度
問8 (公衆衛生学 問8)

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問題

調理師試験 令和5年度 問8(公衆衛生学 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

労働環境、作業様態および労働条件を原因として発症する職業病に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • ストレス解消のための喫煙習慣の持続による肺疾患
  • 上肢を一定の状態に保持した連続作業の反復による腰痛症
  • 重量物の取り扱いや腰に負担がかかる作業姿勢の持続による頸肩腕症候群
  • 長時間にわたるコンピュータの取り扱いによるドライアイなどの視覚障害

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この過去問の解説 (3件)

01

労働環境、作業様態、および労働条件が原因として発症する職業病に関する記述について、正しいものを選択する問題です。

「職業病」に関する知識があるかが問われます。

選択肢1. ストレス解消のための喫煙習慣の持続による肺疾患

不正解です。

 

喫煙習慣は、肺疾患の原因となりますが、労働環境や作業様態による職業病ではありません。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢2. 上肢を一定の状態に保持した連続作業の反復による腰痛症

不正解です。

 

上肢を一定の状態に保持した連続作業の反復は、腰痛症の原因とは関係ありません。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢3. 重量物の取り扱いや腰に負担がかかる作業姿勢の持続による頸肩腕症候群

不正解です。

 

重量物の取り扱いや腰に負担がかかる作業姿勢の持続は、頸肩腕症候群の原因とはいえません。

同じ姿勢で作業を続けることや眼精疲労、運動不足などが原因となります。

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢4. 長時間にわたるコンピュータの取り扱いによるドライアイなどの視覚障害

正解です。

 

長時間のコンピュータ作業は、視覚障害の原因となります。

 

 

したがって、上記の選択肢は正しいです。

まとめ

労働環境や作業様態が職業病の原因となることは、労働安全衛生の観点からとても重要です。

労働安全衛生に関する事項はしっかりと把握しておきましょう。

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02

「職業病」に関する問題です。記載されている要因が示されている職業病の要因として正しいものか考え、確認していきましょう。

選択肢1. ストレス解消のための喫煙習慣の持続による肺疾患

正しくない選択の為、不正解です。

 

たばこの喫煙習慣の持続による病気として、肺疾患は正しいです。しかし、習慣の要因であるストレスは職業病ではないため、職業病には該当しません。

選択肢2. 上肢を一定の状態に保持した連続作業の反復による腰痛症

正しくない選択の為、不正解です。

 

上肢とは肩から手にかけての範囲を指し、業務の中で一定の上雷に保持した連続作業の反復が腰痛症の原因になることは考えにくく、職業病には該当しません。

選択肢3. 重量物の取り扱いや腰に負担がかかる作業姿勢の持続による頸肩腕症候群

正しくない選択の為、不正解です。

 

頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)は、首、肩、腕に痛みが現れ、だるさやしびれを感じる症状の集まりです。重量物の取り扱いや腰に負担がかかる作業姿勢の持続が要因になることは考えにくく、職業病には該当しません。

選択肢4. 長時間にわたるコンピュータの取り扱いによるドライアイなどの視覚障害

正しい選択の為、正解です。

 

業務中に長時間、コンピューターを扱うと無意識に瞬きの回数が減り、ドライアイになる可能性があります。このことを要因とした視覚障害は職業病に該当します。

まとめ

職業病の要因を考えることは、労働衛生上必要な知識になります。実生活での経験も踏まえながら、内容を整理しておきましょう。

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03

職業病とは、労働環境や作業態勢、労働条件などが原因で発症する健康障害です。

それぞれの職業病は、作業姿勢や使用する道具、作業環境に密接に関連しています。

選択肢1. ストレス解消のための喫煙習慣の持続による肺疾患

これは誤りです。喫煙習慣自体が原因となる肺疾患(肺がんや慢性閉塞性肺疾患など)はありますが、これは個人的な習慣によるものであり、労働環境そのものが原因となる職業病ではありません。

選択肢2. 上肢を一定の状態に保持した連続作業の反復による腰痛症

これは誤りです。上肢(腕)を固定した作業による影響は、肩や腕、手に現れることが多く、腰痛は通常、腰に負担をかける姿勢や作業から発生します。

選択肢3. 重量物の取り扱いや腰に負担がかかる作業姿勢の持続による頸肩腕症候群

これは誤りです。重量物の取り扱いや腰に負担をかける作業姿勢は、通常、腰痛の原因となります。頸肩腕症候群は、上肢や肩、首に負担をかける作業が原因となる症状です。

選択肢4. 長時間にわたるコンピュータの取り扱いによるドライアイなどの視覚障害

正しいです。 長時間にわたるコンピュータ作業は、ドライアイや視覚障害の原因となることが知られています。これは、作業環境や作業姿勢に起因する職業病の一種です。

まとめ

長時間のコンピュータ作業は、ドライアイや視覚障害といった職業病を引き起こす可能性があります。

適切な休息と作業環境の改善が、これらのリスクを軽減するために重要です。

参考になった数2