調理師の過去問
令和5年度
公衆衛生学 問7

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問題

調理師試験 令和5年度 公衆衛生学 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

長年にわたる食塩の過剰摂取による影響を強く受ける生活習慣病として、誤っているものを一つ選びなさい。
  • 胃がん
  • 心疾患
  • 高血圧症
  • 1型糖尿病

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この過去問の解説 (2件)

01

長年にわたる食塩の過剰摂取は、健康に悪影響を及ぼすことが知られています。食塩の過剰摂取が引き起こす生活習慣病に関する知識はしっかりと把握しておきましょう。

選択肢1. 胃がん

不正解です。

 

食塩の過剰摂取が胃がんのリスクを高めるとされています。

食塩の摂取量が多いと、胃がんの発症リスクが増加する可能性があります。

 

 

したがって、上記の選択肢は正しいので誤りです。

選択肢2. 心疾患

不正解です。

 

食塩の過剰摂取は、高血圧や動脈硬化を引き起こし、心疾患のリスクを増加させる要因となります。

 

 

したがって、上記の選択肢は正しいので誤りです。

選択肢3. 高血圧症

不正解です。

 

食塩の過剰摂取は、血圧を上昇させることが知られており、高血圧症の発症や悪化に関連しています。

 

 

したがって、上記の選択肢は正しいので誤りです。

選択肢4. 1型糖尿病

正解です。

 

1型糖尿病は、自己免疫によって膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンの分泌が不足することが原因です。食塩の過剰摂取と1型糖尿病との直接的な関連は報告例がありません。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りなので正解です。

まとめ

食塩の過剰摂取は、胃がん、心疾患、高血圧症などの生活習慣病のリスクを増加させる要因として知られています。これらの選択肢の中では、1型糖尿病との関連は報告されていないので、正解は1型糖尿ということになります。

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02

今回の問題では、食塩の過剰摂取によってリスクが高まる生活習慣病として正しくないものを選びます。食塩の過剰摂取によって引き起こされる病気をきちんと把握しておきましょう。

選択肢1. 胃がん

正しいです。

 

塩分の過剰摂取は、胃がんの危険因子ともなっています。塩魚や干物、たらこなどの塩蔵食品がリスクであるといわれています。

選択肢2. 心疾患

正しいです。

 

心疾患とは狭心症心筋梗塞といった心臓の病気の総称です。塩分の過剰により、血管が狭まり、狭心症や心筋梗塞等の発症原因になります。

選択肢3. 高血圧症

正しいです。

 

塩分の過剰摂取により、血液中のナトリウム濃度が高まり、その濃度を下げる為血管周りの水分が血液に取り込まれることにより、血液量が増え血圧が高まります。こういったメカニズムにより塩分過剰は高血圧症の原因になります。

選択肢4. 1型糖尿病

誤りです。

 

1型糖尿病は免疫機能が下がり、膵臓のインスリンを出す機能が壊れることにより発症します。血糖値に影響がある為、塩分過剰は影響しません。

まとめ

塩分過剰による生活習慣病は胃がん、心疾患、高血圧症があげられます。こういった生活習慣病を予防するために減塩に取り組むなど、日本人にとって身近な話題かもしれません。

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