中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
企業経営理論 問28

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 平成27年度(2015年) 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

Aさんはアウトドア・グッズを品揃えする専門店を営んでいる。単独店舗による経営で、従業者はAさんを含む3名である。開業時からスポーツ自転車を取り扱ってきたが、ここ数年の自転車ブームを受けて、「この小売店オリジナルの自転車や関連雑貨を用意してほしい」という顧客の声が目立っている。Aさんは、「PB商品の品揃えは、大きな小売業者でなければ難しいのではないか」と思い込んでいたが、様々な事例を参考にすべく、関連するテーマの本や雑誌を読んだり、各地の小売業者に話を聞きに行ったりしながら、自店のPB商品導入を検討している

文中の下線部①に示す「PB」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • PB商品は、その登場から現代に至るまで、一貫して劣等財として消費者の間で普及している。
  • PB商品を販売することができるのは、小売業者に限られた特権である。
  • PBは、パーソナル・ブランドの略称であり、ヨーロッパでは、オウン・ブランドと呼ばれることもある。
  • 品揃えにおけるPB商品の構成比が高まると、消費者の不満を招くことがある。

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この過去問の解説 (2件)

01

PBとは、プライベートブランドの略称で製造業者が持つナショナルブランドとは異なり、小売業者や卸売業者が企画開発した製品ブランドのことを指します。

1:不適切です。
消費者がPBを劣等財としてイメージしていたことも過去には考えられますが、現在ではナショナルブランドよりも高付加価値なPBも多数存在しています。

2:不適切です。
上述の通り、PBは卸売業者も販売できます。

3:不適切です。
上述の通り、PBは、プライベートブランドの略称です。

4:適切です。
小売店でナショナルブランドの構成比よりもプライベートブランドの構成が高ければ、不満が発生することは想像できます。
やや選択しにくい選択肢ですが、他の選択肢が明らかに誤りのためこの選択肢が正解であると判断できます。

参考になった数15

02

PBに関する問題です。

PBとはプライベートブランドの略で、小売店が自身のブランド名で製品を販売します。

選択肢1. PB商品は、その登場から現代に至るまで、一貫して劣等財として消費者の間で普及している。

不適切です。

PBには価格が安く、それに伴いナショナルブランドよりも品質が劣るイメージがありますが、最近では高級路線のPBも販売されています。

選択肢2. PB商品を販売することができるのは、小売業者に限られた特権である。

不適切です。

小売業者に限られた特権ではなく、卸売業者なども販売できます。

選択肢3. PBは、パーソナル・ブランドの略称であり、ヨーロッパでは、オウン・ブランドと呼ばれることもある。

不適切です。

PBとはプライベートブランドの略です。

選択肢4. 品揃えにおけるPB商品の構成比が高まると、消費者の不満を招くことがある。

適切です。

参考になった数1