中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
中小企業経営・中小企業政策 問13

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成27年度(2015年) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

近年、ITを利用した外部資源を活用する手段のひとつとして、クラウドソーシングが注目を集めている。クラウドソーシングとは、インターネットを介して不特定多数の個人や企業にアクセスして、必要な人材を調達する仕組みである。実際に従業員を雇用するわけではなく、あくまで業務を発注する人材をクラウドソーシングサイト等で見つけ、仕事の発注を行うものである。
中小企業庁「日本のクラウドソーシングの利用実態に関する調査(2013年12月)」に基づき、発注者がクラウドソーシングを利用するメリットと課題について見た場合(複数回答)、発注者のメリットについては[ A ]と回答する割合が[ B ]と回答する割合より高く、発注者の課題については[ C ]と回答する割合が[ D ]と回答する割合より高い。
中小企業が経営資源の補完を目的にしてクラウドソーシングを活用するためには、クラウドソーシングの特徴を十分理解したうえで利用することが求められる。

文中の空欄CとDに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
  • C:作業の進捗管理に労力がかかる  D:仕事の質が不安定
  • C:仕事の質が不安定        D:作業の進捗管理に労力がかかる
  • C:受注者の評価の信ぴょう性    D:作業の進捗管理に労力がかかる
  • C:受注者の評価の信ぴょう性    D:利用手数料の高さ
  • C:利用手数料の高さ        D:仕事の質が不安定

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この過去問の解説 (2件)

01

1.✕:作業の進捗管理(27.3%)は、仕事の質が不安定(40.8%)より低いです。
2.◯:1の通りです。仕事の質が不安定は最も高いです。
3.✕:受注者の評価の信憑性(14.5%)は作業の進捗管理より低いです。
4.✕:受注者の評価の信憑性は、利用手数料の高さ(30.1%)より低いです。
5.✕:利用手数料の高さは、仕事の質が不安定より低いです。

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02

クラウドソーシングを利用する発注者側からの課題については、2014年中小企業白書の第3-5-25図にまとめられています。

本問で問われている項目の回答状況は以下のとおりです。

仕事の質が不安定 40.8%

利用手数料の高さ 30.1%

作業の進捗管理に労力がかかる 27.3%

受注者の評価の信ぴょう性 14.5%

正しい選択肢の組み合わせは C:仕事の質が不安定 D:作業の進捗管理に労力がかかる です。

選択肢1. C:作業の進捗管理に労力がかかる  D:仕事の質が不安定

本選択肢は不正解です。

選択肢2. C:仕事の質が不安定        D:作業の進捗管理に労力がかかる

本選択肢が正解です。

選択肢3. C:受注者の評価の信ぴょう性    D:作業の進捗管理に労力がかかる

本選択肢は不正解です。

選択肢4. C:受注者の評価の信ぴょう性    D:利用手数料の高さ

本選択肢は不正解です。

選択肢5. C:利用手数料の高さ        D:仕事の質が不安定

本選択肢は不正解です。

まとめ

仕事の質や受注者の管理が課題になっている傾向にあります。

これらの対策として、

・以前発注した実績のあるワーカーを選ぶこと

・オンラインの意思疎通だけではなく、時には面会して意思疎通を図る

といった方法がとられています。

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