中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
経営情報システム 問16

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 平成28年度(2016年) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

システム開発プロジェクトにおいて見積もりの方法として使われているCoBRA法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • CoBRA法では、工数の尺度として予算総額を用いる。
  • CoBRA法では、変動要因の値の散らばり方を近似するのに、正規分布を用いる。
  • 規模・工数の実績データが10件程度あれば、CoBRA法を適用できる。
  • ファンクションポイントからCoBRA法により、開発するシステムの規模を見積もる。

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この過去問の解説 (2件)

01

【正解3】


[1]不適切

CoBRA法では、工数の尺度として「開発規模」を用います。

[2]不適切

CoBRA法では、変動要因の値の散らばり方を近似するのに、「モンテカルロ法」を用います。

[3]適切

CoBRA法を適用するには、規模・工数の実績データが10数件程度あれば良いとされています。

[4]不適切

CoBRA法は、開発システムの規模ではなく、工数を見積もる方法です。

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02

CoBRA法に関する問題です。

選択肢1. CoBRA法では、工数の尺度として予算総額を用いる。

CoBRA法では、工数の尺度として「α×開発規模×(1+ΣCOi)」という計算式を用います。

※上記の計算式を覚える必要はありませんが、1+ΣCOiの部分がコスト増加率となります。

選択肢2. CoBRA法では、変動要因の値の散らばり方を近似するのに、正規分布を用いる。

CoBRA法では、変動要因の値の散らばり方を近似するのに、三角分布を用います。

選択肢3. 規模・工数の実績データが10件程度あれば、CoBRA法を適用できる。

正解の選択肢となります。

選択肢4. ファンクションポイントからCoBRA法により、開発するシステムの規模を見積もる。

他の選択肢にありましたが、CoBRA法ではファンクションポイントだけではなくコスト増加率や複数のパラメータから開発するシステムの規模を見積もります。

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