中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
財務・会計 問12
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成29年度(2017年) 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
長期借入金により資金を調達し、その全額を設備投資(新規の生産設備の取得)に使用したとする。他の条件を一定とすると、これによる財務比率への影響に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a:固定比率は不変である。
b:自己資本比率は悪化する。
c:当座比率は悪化する。
d:流動比率は不変である。
a:固定比率は不変である。
b:自己資本比率は悪化する。
c:当座比率は悪化する。
d:流動比率は不変である。
- aとb
- aとc
- aとd
- bとc
- bとd
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この過去問の解説 (2件)
01
自己資本に変化がなく、固定資産が増加するため、固定比率は悪化することになり、不適切です。
b:適切です。
自己資本比率は、自己資本と総資本の比率です。
自己資本に変化がなく、総資本が増加するため、自己資本は悪化します。
c:当座比率は、当座資産と流動負債の比率です。
当座資産も流動負債も変わらないので当座比率は不変であり、不適切です。
d:適切です。
流動比率は、流動資産と流動負債の比率です。
流動資産も流動負債も変わらないので、流動比率は不変です。
よって正解は5です。
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02
長期借入金で設備投資を行うため、貸借対照表では固定負債と固定資産が増加します。
a 固定比率は、固定資産÷自己資本で求められます。固定資産が増加しますので、固定比率に影響があります。
b 自己資本比率は、自己資本÷総資本で求められます。固定負債の増加で総資本が増加しますが、自己資本は一定のため自己資本比率は悪化します。
c 当座比率は、当座資産÷流動負債で求められます。どちらの値も変わらないので当座比率は不変です。
d 流動比率は、流動資産÷流動負債で求められます。どちらの値も変わらないので流動比率は不変です。
不適切です。
不適切です。
不適切です。
不適切です。
適切です。
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