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中小企業診断士の過去問 平成29年度(2017年) 運営管理 問1

問題

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生産システムにおける評価尺度に関する記述として、最も適切なものはどれか。
   1 .
MTBFは、故障した設備を運用可能状態へ修復するために必要な時間の平均値である。
   2 .
稼働率は、人または機械の利用可能時間を有効稼働時間で除した値である。
   3 .
原材料生産性は、生産量を原材料の総使用量で除した値である。
   4 .
スループットは、製品を発注してから納入されるまでの時間である。
( 中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成29年度(2017年) 問1 )
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この過去問の解説 (2件)

3
正解は3です。

生産システムにおける評価尺度に関する問題です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→MTBFは修理した設備が次に故障するまでの信頼性を示す平均故障間隔であり「全使用時間/故障回数」です。問題文の故障した設備を運用可能な状態へ修復するために保守性を示す必要な時間の平均値はMTTR「全修理時間/故障回数」です。

2→稼働時間は「有効稼働時間/利用可能時間」であり、有効可能時間を利用可能時間で除した値になります。

3→適切です。原材料生産性は「生産量/原材料の総使用量」になります。

4→スループットは「決まった時間に処理される仕事量」のことです。問題文の製品を発注してから納入される時間はリードタイムといいます。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

【基礎知識】

正解は「原材料生産性は、生産量を原材料の総使用量で除した値である。」です。

語句の理解があれば回答できる問題です。

・生産システムの評価

 システムの故障が少ないか、故障した場合に復旧までの時間が短いか、結果的に稼働率は高いかという視点でシステムが評価されます。

例)システムの稼働状況。以下の時間で稼働した生産システムを評価します。

作業開始 →稼働(3時間)→故障(0.5時間)→稼働(2時間)→故障(0.5時間)→稼働(1時間)→終了

MTBF(Mean Time Between Failure)平均故障間隔:故障から復旧し、次に故障するまでの時間。裏返せばシステムの稼働時間とも考えられる。

MTBF = システム稼働時間 ÷ 故障回数

= (3時間+2時間+1時間)÷2回 = 3時間

MTTR(Mean Time To Repair)平均修復時間:故障発生から復旧するまでの平均時間。

 

MTTR = 故障時間 ÷ 故障回数

= (0.5時間+0.5時間) ÷ 2回 =0.5時間

稼働率:全体時間のうち、システムを利用できる時間の割合

稼働率 = MTBF ÷ (MTBF + MTTR) = システムの稼働時間 ÷(システムの稼働時間+故障時間)

= 3時間 ÷ (3時間 + 0.5時間) = 85.7%

次に生産性の概念です。〇〇生産性とは、○○1単位当たりの生産量を表します。つまり、○○が1単位でどれだけ生産されるかを示すものです。

式で表すと

生産量(アウトプット) ÷ ○○投入量 になります。

代表的なものに、労働生産性(生産量÷労働時間など)があります。

選択肢1. MTBFは、故障した設備を運用可能状態へ修復するために必要な時間の平均値である。

誤り。

MTTRのことです。

選択肢2. 稼働率は、人または機械の利用可能時間を有効稼働時間で除した値である。

誤り。

利用可能時間を全体時間で割るため、誤りです。

選択肢3. 原材料生産性は、生産量を原材料の総使用量で除した値である。

正しい。

○○生産性は○○が1単位で生産量がどれだけ増えるかを表したものです。○○の部分が原材料となります。

選択肢4. スループットは、製品を発注してから納入されるまでの時間である。

誤り。

製品を発注してから納品されるまでの時間をリードタイムといいます。スループットは単位時間当たりの生産量になります。

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