中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
運営管理 問4

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和2年度(2020年) 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

品質表に関する以下の文章において、空欄A~Cに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

下表は、スマートフォンについて作成した品質表である。この表において表側 a は( A )、表頭 b は( B )を表す。それらの対応関係は、◎と◯で示される。
新製品を開発する状況において、( A )に重要度を付けて( B )に変換する場合、◎を5点、◯を3点とすると、最も重要な( B )は( C )となる。
問題文の画像
  • A:品質特性 B:要求品質 C:形状寸法
  • A:品質特性 B:要求品質 C:充電性
  • A:要求品質 B:品質特性 C:形状寸法
  • A:要求品質 B:品質特性 C:質量
  • A:要求品質 B:品質特性 C:充電性

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この過去問の解説 (3件)

01

品質表に関する出題です。

選択肢の中から「最も適切なもの」を選択します。

「品質表」とは顧客ニーズである「要求品質」と、そのニーズを実現するために必要な「品質特性」との関係を可視化した二元表のことをいいます。

縦軸が「要求品質」をまとめた要求品質展開表、横軸が「品質特性」をまとめた品質特性展開表となっています。

よってA:要求品質、B:品質特性、となります。

その上で一番右の列は「要求品質」の重要度を表しています。

要求品質の重要度 × 「◎を5点、〇を3点」としてそれぞれの「品質特性」の点数を計算します。

・データ容量:1 × 3点 + 3 × 3点 = 12点

・受電性: 3 × 5点 = 15点

・形状寸法: 4 × 3点 + 2 × 3点 + 5 × 5点 = 43点

・質量: 3 × 3点 + 2 × 5点 + 5 × 3点 = 34点

よって、C:「形状寸法」が最も重要な「品質特性」であることがわかります。

選択肢「A:要求品質 B:品質特性 C:形状寸法」が正答となります。

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02

品質表に関する出題です。

「操作しやすい」などの顧客にニーズに関することは要求品質(A)、

「データ容量」などの性能は品質特性(B)となります。

形状寸法に関するスコアは

3点×4(重要度)+3点×2(重要度)+5点×5(重要度)=43

質量に関するスコアは

3点×3(重要度)+5点×2(重要度)+3点×5(重要度)=34

よって「形状寸法(C)」が最も重要な「品質特性」です。

以上より選択肢「A:要求品質 B:品質特性 C:形状寸法」が正解になります。

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03

品質表に関する問題です。正答のポイントを以下に解説します。

 

【空欄AとB】

品質表では行に展開する項目と列に展開する項目が定められていることを知っていれば、瞬時に判断できます。

 

その定めを知らない方については、空欄AとBの選択肢には品質特性と要求品質の2つしかありませんので、日本語の意味合いから判断することになります(要求品質の方が分かりやすいと思われます)。

 

【空欄C】

与件文に「◎を5点、◯を3点とする」という記述がありますので、◎と◯の数を見ただけで空欄Cは形状寸法か質量となります。

 

最終的には、与件文に「新製品を開発する状況において、(A)に重要度を付けて(B)に変換する」という記述がありますので、形状寸法と質量の欄を計算して数値が大きい方が正解となります。

 

具体的には、以下のとおりです。

形状寸法:(4×◯)+(2×◯)+(5×◎)

質量:(3×◯)+(2×◎)+(5×◯)

選択肢1. A:品質特性 B:要求品質 C:形状寸法

不適切な選択肢です。

選択肢2. A:品質特性 B:要求品質 C:充電性

不適切な選択肢です。

選択肢3. A:要求品質 B:品質特性 C:形状寸法

正解の選択肢となります。

選択肢4. A:要求品質 B:品質特性 C:質量

不適切な選択肢です。

選択肢5. A:要求品質 B:品質特性 C:充電性

不適切な選択肢です。

まとめ

【補足】

 

なお、「重要度」とは重要度合い(5が優位、1が劣位)であり順位(1が優位、5が劣位)ではありません。

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