中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
運営管理 問3
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和2年度(2020年) 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
工場レイアウトの設計における体系的な進め方として、システマティックレイアウトプランニング(SLP)が知られている。
以下のa~dは、SLPの各ステップで実施する事項である。SLPの実施手順として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 必要スペースと使用可能スペースの調整を行う。
b 生産品目と生産数量との関係を分析する。
c 実施上の制約を考慮して調整を行い、複数のレイアウト案を作成する。
d 物の流れとアクティビティを分析し、各部門間の関連性を把握する。
以下のa~dは、SLPの各ステップで実施する事項である。SLPの実施手順として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 必要スペースと使用可能スペースの調整を行う。
b 生産品目と生産数量との関係を分析する。
c 実施上の制約を考慮して調整を行い、複数のレイアウト案を作成する。
d 物の流れとアクティビティを分析し、各部門間の関連性を把握する。
- a → b → d → c
- a → c → b → d
- b → a → d → c
- b → d → a → c
- d → c → a → b
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この過去問の解説 (3件)
01
SLP(システマティックレイアウトプランニング)に関する出題です。
「SLP」は工場のレイアウト配置を戦略的に決定する手法のことです。
SLPの大まかな手順は以下の通りとなります。
①PQ分析
何をどれだけ生産するのかを決定します。これが決まると生産を行う製品別にどのようなレイアウト(製品別・グループ別・機能別等)が最適かが決定できます。
②物の流れ・アクティビティ分析
物の流れ分析では生産工程の中で「物」が効率的に流れていくよう、その順序を決定します。
アクティビティ分析ではアクティビティ相互関係ダイヤグラム等を用いて相互の位置関係を決定します。
近接性の強いアクティビティをより近くに配置するレイアウトとすることで作業効率の向上が期待できます。また、ここでは必要な面積を考慮せず効率面を重視することがポイントです。
③面積(スペース)相互関係分析
アクティビティ分析で効率的なレイアウトが決定したら、実際に利用可能な面積(スペース)とそれぞれのアクティビティに必要な面積(スペース)を検討します。
アクティビティに必要な面積(スペース)のほうが大きい場合は、それぞれの必要面積を圧縮するなど調整が必要になります。
④代替レイアウト案の作成
生産性・安全性・コスト面とさまざまな観点や実施上の制約条件等を踏まえたうえで、いくつかの代替レイアウト案を作成し、どの案を採用すべきかを検討します。
上述した内容をもとに、選択肢の中から「最も適切なもの」を選択します。
① → b
② → d
③ → a
④ → c
よって、選択肢4.が正答となります。
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02
工場レイアウトの設計に関する出題です。
SLPの実施手順として
①PQ(何をどれだけ生産するのか)分析 ・・b
②物の流れ・アクティビティ分析・・d
③スペース相互関連分析・・a
④レイアウト案・・・c
の手順を踏みます。
よって選択肢4が正解です。
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03
システマティックレイアウトプランニングの実施手順を問う問題です。
モノの流れを分析して最終的にレイアウト案に落とし込むという手順を理解していれば、先頭がbとなり最後がcになるため、この時点で選択肢を2択に絞り込むことができます。
残りの解答群aとdの順番については、調整は後工程で発生することを考えると正解が定まります(cにも「調整」という記述があります)。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
正解の選択肢となります。
不適切な選択肢です。
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