中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
運営管理 問2

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和2年度(2020年) 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

ある工場では、下図に示すように、3つの配送センターを経由して6つの店舗に製品を配送している。工場、配送センター、店舗の上の数値は、それぞれの拠点にある現時点の在庫量を示し、矢印の上の数値は現時点における配送中の製品量を示している。
配送センターBの現時点におけるエシェロン在庫量として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
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  • 45
  • 75
  • 170
  • 265
  • 390

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この過去問の解説 (3件)

01

エシェロン在庫に関する出題です。
「エシェロン在庫」とは、ある在庫点から見たときに、その地点も含んだサプライチェーンの下流に位置するすべての合計数量のことをいいます。
また、この合計数量には輸送中の数量も含みます。

選択肢の中から「最も適切なもの」を選択します。

「配送センターB」地点の現時点におけるエシェロン在庫 = センターB地点45 + 輸送中(20+10) + 店舗c在庫40 + 店舗d在庫55 = 170となります。

よって、選択肢3.が正答となります。

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02

エシェロン在庫量に関する出題です。

エシェロン(階級)在庫量とは、ある在庫点から見て、下流側の在庫点の在庫の総和によって定義される在庫量を指します。


本問では、

配送センターBに45。

店舗cの在庫が40,輸送中が20。

店舗dの在庫が55,輸送中が10。


よってその合計の170がエシェロン在庫量となり、選択肢3が正解となります。

参考になった数5

03

エシェロン在庫に関する問題です。

 

与件文の図を見ると、工場で生産された製品が3つの配送センターを経由して6つの店舗に配送されていることが分かります。つまり、工場が川上であり店舗が川下となります。

 

エシェロンとは「階層」という意味で、各階層となる工場、配送センター、店舗の各拠点での在庫総数だけではなく、配送中の流通在庫も加えるのがエシェロン在庫の考え方になります。

 

以上から、どの階層を基準にするかで在庫量が変わってきますが、与件文で配送センターBを基準に見ればよいことが分かりますので、配送センターBにある在庫+店舗cにある在庫+店舗dにある在庫に加えて、配送センターBから店舗cに配送中の流通在庫+配送センターBから店舗dに配送中の流通在庫の合計がエシェロン在庫量となります。

選択肢1. 45

不適切な選択肢です。

選択肢2. 75

不適切な選択肢です。

選択肢3. 170

正解の選択肢となります。

選択肢4. 265

不適切な選択肢です。

選択肢5. 390

不適切な選択肢です。

参考になった数0