中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
経営情報システム 問22

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和2年度(2020年) 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

ソフトウェアやサービスを提供する場合の課金方式として、「サブスクリプション」が近年注目されている。サブスクリプションに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • ソフトウェアやサービスの基本部分の利用は無料とし、より高度な機能などの付加的部分の利用に課金する方式。
  • ソフトウェアやサービスの試用期間は無料で提供し、試用期間後にも継続利用する場合には課金する方式。
  • 複数のソフトウェアやサービスをまとめて、各ソフトウェアやサービスを個別に利用する場合よりも割安になるように課金する方式。
  • 利用するソフトウェアやサービスの範囲や利用する期間に応じて課金する方式。

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この過去問の解説 (3件)

01

サブスクリプションに関する記述として、最も適切なものを選びます。

サブスクリプションとは、商品やサービスの代金を毎回請求するのではなく、一定期間定額で利用することができる仕組みです。

選択肢1 不適切です。

設問文はフリーミアムという用語に関する記述です。オンラインゲームやアプリゲームでよく使われる手法で、課金アイテムにより収益を生み出す方式です。よって、設問文は不適切であると判断できます。

選択肢2 不適切です。

設問文はシェアウェアという用語に関する記述です。フリーソフトによく使われています。よって、設問文は不適切であると判断できます。

選択肢3 不適切です。

設問文はバンドリングという用語に関する記述です。スーパーなどにおいてセット販売で安く提供する方法です。よって、設問文は不適切であると判断できます。

選択肢4 適切です。

設問文の記述の通り、サブスクリプションとは利用するソフトウェアやサービスの範囲や利用する期間に応じて課金する方式を言います。

よって、選択肢4が最も適切であると判断できます。

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02

「サブスクリプション」についての出題です。

かなり一般化してきた用語ですので、診断士試験としては新しい用語ですが、一般常識として回答可能かと思います。

1 間違い

基本システムを無料にして、付加サービスに課金する方式は、マイクロトランザクションアイテム課金と呼ばれます。

2 間違い

試用期間を設けて、試用期間経過後に支払いを要求するソフトをシェアウェアと言います。

3 間違い

複数のソフトウェアやサービスをまとめてパッケージとして個別の単価より安く設定することをバンドリングといいます。

4 正解

使用回数ごとに請求するのではなく、契約期間によって課金する方式がサブスクリプションです。

よって、正解は4

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03

サブスクリプションとは元々、予約購読や定額制サービスを意味しています。

定額制でソフトウェアやサービスを提供することが、サブスクリプションと呼称されています。

各選択肢をそれぞれ解説します。

選択肢1. ソフトウェアやサービスの基本部分の利用は無料とし、より高度な機能などの付加的部分の利用に課金する方式。

選択肢の内容は、フリーミアムの説明です。

サブスクリプションは提供する内容ではなく、あくまでも定額で課金するサービスのことです。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢2. ソフトウェアやサービスの試用期間は無料で提供し、試用期間後にも継続利用する場合には課金する方式。

選択肢の内容は、無料トライアルについての説明のため、本選択肢は不正解です。

選択肢3. 複数のソフトウェアやサービスをまとめて、各ソフトウェアやサービスを個別に利用する場合よりも割安になるように課金する方式。

選択肢の内容は、バンドリングについての説明のため、本選択肢は不正解です。

選択肢4. 利用するソフトウェアやサービスの範囲や利用する期間に応じて課金する方式。

サブスクリプションの説明として適切であるため、本選択肢が正解です。

まとめ

近年、サブスクリプションはスマートフォンを筆頭に各デバイスを利用したサービスとして広がっています。

身近なものであるため正答することは難しくなかったと思われます。

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