中小企業診断士の過去問
令和3年度(2021年)
経済学・経済政策 問21
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 令和3年度(2021年) 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
消費の競合性と排除性に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a マグロの漁場のような共有資源には、排除性はないが、競合性がある。
b 支払いにより加入をすることで消費ができるクラブ財には、排除性があるが、競合性はない。
c 競合性と排除性を持ち合わせる財のことを公共財という。
a マグロの漁場のような共有資源には、排除性はないが、競合性がある。
b 支払いにより加入をすることで消費ができるクラブ財には、排除性があるが、競合性はない。
c 競合性と排除性を持ち合わせる財のことを公共財という。
- a:正 b:正 c:正
- a:正 b:正 c:誤
- a:正 b:誤 c:誤
- a:誤 b:正 c:誤
- a:誤 b:誤 c:正
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この過去問の解説 (3件)
01
消費の競合性(同時消費できるかできるかできないか)と排除性(共有資源か公共財か)についての出題です。
a 正しい
魚は競合性はありますが排除性はありませんので、共有資源となります。
b 正しい
クラブ財は排除性はありますが非競合です(同時消費)。例=動画スクリーミングサービス
c 間違い
競合性と排除性を持ち合わせる財は私的財です。
よって、正解は2
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02
【基礎知識】
各語句の意味を整理します。
競合性:財の消費が増えるにつれ、追加費用なしでは、次第に財の便益
(質・量など)が保たれない性質を指す。
排除性:対価を支払わず財を消費しようとする行為を排除可能な性質を
指す。
以下のように分類できます。
排除性 非排除性
競合性 商品など。買わないと使えないし、 コモンプール財という。漁業
買われすぎるとなくなるため、 資源、木材など取られると
競合性、排除性を持つ なくなるが、排除できない
もの。
非競合性 クラブ財という。映画や有料放送など。 公共財。無料放送、空気など
観ても減ることがない。
【選択肢評価】
a 正しい。排除しにくいが乱獲により減少していく。
b クラブ財の説明。正しい。
c 非競合性、非排除性を持ち合わせるものが公共財のため、誤り。
上記説明より、不適切です。
正解です。
上記説明より、不適切です。
上記説明より、不適切です。
上記説明より、不適切です。
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03
消費の競合性と排除性に関する問題です。
競合性:数に限りがあるなどある人が消費すると他の人の消費量は減るもの
排除性:対価を支払わずに消費することを排除できるもの
a:適切です。共有資源には数に限りがありますが、誰でも共有資源の消費に参加できます。
b:適切です。支払いにより加入をすることで消費ができる点で排除性はありますが、数に限りはなく支払いにより加入をすることで誰でも参加できます。
c:不適切です。公共財は非競合性と非排除性を持ち合わせています。
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