第三種電気主任技術者の過去問
平成28年度(2016年)
機械 問54

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問題

第三種 電気主任技術者試験 平成28年度(2016年) 機械 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

電池に関する記述として、誤っているものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
  • 充電によって繰り返し使える電池は二次電池と呼ばれている。
  • 電池の充放電時に起こる化学反応において、イオンは電解液の中を移動し、電子は外部回路を移動する。
  • 電池の放電時には正極では還元反応が、負極では酸化反応が起こっている。
  • 出カインピーダンスの大きな電池ほど大きな電流を出力できる。
  • 電池の正極と負極の物質のイオン化傾向の差が大きいほど開放電圧が高い。

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この過去問の解説 (3件)

01


1.記述は正しい
一次電池と二次電池があり、一次電池は使い切りの電池、二次電池は充電して繰り返し使える電池を指します。

2.記述は正しい
イオンは電解液の中を移動し、電子は正極~負極間を結ぶ外部回路を移動します。

3.記述は正しい
電子を失うのが酸化反応、電子を受け取るのが還元反応です。放電時、正極では電子を受け取り(還元反応)、負極では電子を放出(酸化反応)が起こっています。

4.記述は誤り
出力インピーダンスが高いということは、電池の内部抵抗が大きいということです。電流が流れる時、内部抵抗が大きいと、この内部抵抗により電圧降下が生じ、出力できる電流が小さくなります。

5.記述は正しい
正極と負極に同じ金属を使っても電圧差は生まれません。イオン化傾向、すなわち溶液中での金属のイオンへのなり易さの差が大きいほど、電圧差の大きい電池になります。

以上より、正解は4.になります。

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02

1.
記述に誤りはありません。
充電のできない電池を1次電池といいます。


2.
記述に誤りはありません。
充電時は電極に析出し、放電時に電解質に分解します。


3.
記述に誤りはありません。
電子を放出する負極は、酸化反応が起こります。



4.
回路の出力抵抗が大きいほど、電流の放出が少なくなるので
これが誤りです。


5.
記述に誤りはありません。
イオン化傾向が大きいほど電子を放出しやすく、原子として不安定です。


選択肢は4.です。

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03

電池に関する文章問題です。

選択肢1. 充電によって繰り返し使える電池は二次電池と呼ばれている。

正解です。問題文の通りです。

選択肢2. 電池の充放電時に起こる化学反応において、イオンは電解液の中を移動し、電子は外部回路を移動する。

正解です。問題文の通りです。

選択肢3. 電池の放電時には正極では還元反応が、負極では酸化反応が起こっている。

正解です。問題文の通りです。

選択肢4. 出カインピーダンスの大きな電池ほど大きな電流を出力できる。

誤りです。

出カインピーダンスの小さな電池ほど大きな電流を出力できる。

インピーダンスが大きいほど電圧降下が大きくなり電流が低下します。

選択肢5. 電池の正極と負極の物質のイオン化傾向の差が大きいほど開放電圧が高い。

正解です。問題文の通りです。

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