第三種電気主任技術者の過去問
平成29年度(2017年)
電力 問27

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問題

第三種 電気主任技術者試験 平成29年度(2017年) 電力 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、地熱発電及びバイオマス発電に関する記述である。

地熱発電は、地下から取り出した(ア)によってタービンを回して発電する方式であり、発電に適した地熱資源は(イ)に多く存在する。
バイオマス発電は、植物や動物が生成・排出する(ウ)から得られる燃料を利用する発電方式である。燃料の代表的なものには、木くずから作られる固形化燃料や、家畜の糞から作られる(エ)がある。

上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
  • (ア)蒸気     (イ)火山地域  (ウ)有機物  (エ)液体燃料
  • (ア)熱水の流れ  (イ)平野部   (ウ)無機物  (エ)気体燃料
  • (ア)蒸気     (イ)火山地域  (ウ)有機物  (エ)気体燃料
  • (ア)蒸気     (イ)平野部   (ウ)有機物  (エ)気体燃料
  • (ア)熱水の流れ  (イ)火山地域  (ウ)無機物  (エ)液体燃料

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この過去問の解説 (3件)

01

地熱発電及びバイオマス発電に関する問題です。

(ア)には「蒸気」が入ります。

地熱発電では、地下から取り出した蒸気によってタービンを回して発電します。

熱水から熱を受け取った熱媒がタービンを回すことはあっても、熱水が直接タービンを回すことはありません。

(イ)には「火山地域」が入ります。

発電に適した地熱資源は火山地域に多く存在します。

日本は世界有数の火山国なので、地熱発電の活用が期待されています。

(ウ)には「有機物」が入ります。

バイオマス発電は、植物や動物が生成・排出する有機物から得られる燃料を利用して発電します。

(エ)には「気体燃料」が入ります。

バイオマス発電の燃料として、木くずから作られる固形化燃料や、家畜の糞から作られる気体燃料などがあります。

家畜の糞を発酵させて、メタンなどのガスを発生させます。

選択肢3. (ア)蒸気     (イ)火山地域  (ウ)有機物  (エ)気体燃料

よって、こちらが正解です。

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02

地熱発電は、地下から取り出した蒸気によってタービンを回して発電する方式です。
発電に適した地熱資源は火山地域に多く存在します。

バイオマス発電は、植物や動物が生成・排出する有機物から得られる燃料を利用する発電方式です。
燃料の代表的なものには、木くずから作られる固形化燃料や、家畜の糞から作られる気体燃料があります。

以上により、選択肢【3】が正解となります。

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03

地熱発電は地下から噴出する蒸気でタービンを回して発電する方式であり、汽力発電のボイラの代わりに汽水分離機を設置したものです。熱水と蒸気の生成には火山のマグマ溜まりを利用するため、火山地域に多く存在します。よって、空白箇所(ア)、(イ)は次のようになります。

・(ア)‥蒸気、(イ)‥火山地域

 

バイオマス発電は植物や動物が生成・排出する有機物を燃料として利用する発電方式です。燃料の代表的なものに木材加工時に出る木くずから得られるエタノール(固形化燃料)や家畜の糞から発生するメタンガス(気体燃料)を燃料として利用しています。

よって空白箇所(ウ)及び(エ)は以下のようになります。

・(ウ)‥有機物、(エ)‥気体燃料

 

以上のようになりますので各選択肢を見ていきましょう。

 

選択肢1. (ア)蒸気     (イ)火山地域  (ウ)有機物  (エ)液体燃料

解説の冒頭の内容と一致しないので不適切です。

選択肢2. (ア)熱水の流れ  (イ)平野部   (ウ)無機物  (エ)気体燃料

解説の冒頭の内容と一致しないので不適切です。

選択肢3. (ア)蒸気     (イ)火山地域  (ウ)有機物  (エ)気体燃料

解説の冒頭の内容と一致するので適切です。

選択肢4. (ア)蒸気     (イ)平野部   (ウ)有機物  (エ)気体燃料

解説の冒頭の内容と一致しないので不適切です。

選択肢5. (ア)熱水の流れ  (イ)火山地域  (ウ)無機物  (エ)液体燃料

解説の冒頭の内容と一致しないので不適切です。

まとめ

その他の主な発電として太陽光、風力、燃料電池発電、廃棄物発電などがあります。

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