第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
平成30年度(2018年)
問21 (理論 問21)
問題文
測定I:150Vの測定端子で測定したところ、直流電圧計の指示値は101.0Vであった。
測定Ⅱ:100Vの測定端子で測定したところ、直流電圧計の指示値は99.00Vであった。
次の問に答えよ。
ただし、測定に用いた機器の指示値に誤差はないものとする。
抵抗Rの抵抗値[Ω]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。

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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 平成30年度(2018年) 問21(理論 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
測定I:150Vの測定端子で測定したところ、直流電圧計の指示値は101.0Vであった。
測定Ⅱ:100Vの測定端子で測定したところ、直流電圧計の指示値は99.00Vであった。
次の問に答えよ。
ただし、測定に用いた機器の指示値に誤差はないものとする。
抵抗Rの抵抗値[Ω]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。

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この過去問の解説 (3件)
01
測定I
150Vの測定端子使用した場合
内部抵抗 → 15kΩ
直流電圧計の指示値 → 101.0V
測定Ⅱ
100Vの測定端子使用した場合
内部抵抗 → 10kΩ
直流電圧計の指示値 → 99.00V
測定Iの時の電流Iは
I = 101.0/R + (101.0/(15×10^3)) ・・・①
測定Ⅱの時の電流Iは
I = 99.00/R + (99.00/(10×10^3)) ・・・②
①=②よりRを求めると、下記のようになります。
101.0/R + (101.0/(15×10^3)) = 99.00/R + (99.00/(10×10^3))
101.0 + (101.0/(15×10^3))R = (99.00/(10×10^3))R
95R = 60×10^3
R ≒ 632 [Ω]
よって5が正解となります。
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02
図より抵抗Rと電圧計の内部抵抗の並列回路となっており、電流I[A]は定電流源なので各測定結果より
測定Ⅰ
I=101/R+101/15k・・・・・①
測定Ⅱ
I=99/R+99/10k・・・・・②
となりますので①式、②式より
101/R+101/15k =99/R+99/10k
(101-99)/R=(99×15k-101×10k)/150×10^6
2/R=0.0031666
R=2/0.0031666=631.580277…=632[Ω]
よって答えは5番の632[Ω]となります。
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03
電圧計の測定値から抵抗値を求める計算問題です。
◆測定Ⅰ、測定Ⅱの条件が成立する電流の式を立てます
150V端子の内部抵抗をr1、100V端子の内部抵抗をr2として、電流の式を立てます。
・測定Ⅰ
I=(101/R)+(101/r1)
=(101/R)+(101/15×103)
・測定Ⅱ
I=(99/R)+(99/r2)
=(99/R)+(99/10×103)
◆抵抗値Rを求めます
電流は定電流源なので、測定Ⅰの電流値=測定Ⅱの電流値となります。
この式のRについて、整理していき抵抗値を求めます。
(101/R)+(101/15×103)=(99/R)+(99/10×103)
(101/R)-(99/R)=(99/10×103)-(101/15×103)
2/R={(297-202)/30}×1/103 ※右辺を30で通分
2/R=(95/30)×1/103
R/2=(30/95)×103
R={(30/95)×103}×2
=0.6315×103
≒632[Ω]
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