第三種電気主任技術者の過去問
平成30年度(2018年)
電力 問30
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問題
第三種 電気主任技術者試験 平成30年度(2018年) 電力 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
図のように、単相の変圧器3台を一次側、二次側ともにΔ結線し、三相対称電源とみなせる配電系統に接続した。変圧器の一次側の定格電圧は6600V、二次側の定格電圧は210Vである。二次側に三相平衡負荷を接続したときに、一次側の線電流20A、二次側の線間電圧200Vであった。負荷に供給されている電力[kW]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。ただし、負荷の力率は0.8とする。なお、変圧器は理想変圧器とみなすことができ、線路のインピーダンスは無視することができる。
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この過去問の解説 (2件)
01
三相交流回路の電力Pは、下記の式で求めることができます。
P = √3 × V × I × cosθ
(V:線間電力、I:線電流、cosθ:力率)
一次側の線電流が20[A]なので、二次側の線電流I2は、下記の式で求められます。
I2 = (6600/210) × 20 ≒ 628.57 [A]
よって負荷電力P2は、下記の式で求められます。
P2 = √3 × 200 × 628.57 × 0.8
≒ 174194 [W]
≒ 174 [kW]
よって3が正解となります。
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02
三相交流回路の電力P[W]は線間電圧をV[V]、線電流をI[A]、力率をcosθとすると
P=√3VIcosθ
となります。
問題の回路はΔ-Δ結線ですので一次側と二次側で電圧・電流共に位相差は生じません。
一次側線電流I1=20[A]ですので二次側線電流I2[A]は
I2=(6600/210)×20=628.57142…=628.57[A]
となりますので負荷に供給される電力P[kW]は
P=√3×200×628.57×0.8=17419482…[W]=174[kW]
となります。
よって答えは3番の174[kW]となります。
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