第三種電気主任技術者の過去問
平成30年度(2018年)
電力 問41

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問題

第三種 電気主任技術者試験 平成30年度(2018年) 電力 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

図のように、抵抗を無視できる一回線短距離送電線路のリアクタンスと送電電力について、次の問に答えよ。
ただし、ー相分のリアクタンスX=11Ω、受電端電圧Vrは66kVで常に一定とする。

基準容量を100MV·A、基準電圧を受電端電圧Vrとしたときの送電線路のリアクタンスをパーセント法で示した値[%]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

基準容量100[MVA]の時、基準電圧 Vr = 66 [kV]で常に一定となることより、定格電流 In は、下記の式で求められます。
In = (100×10^6) / (66×10^3) ・・・①

①および、インピーダンス Z = 11 [Ω]より、百分率インピーダンス %Z は、下記の式で求められます。
%Z = ((In × Z) / Vr) × 100
%Z = (((100×10^6) / (66×10^3))×11/(66×10^3)) × 100
%Z ≒ 25 [%]

よって3が正解となります。

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02

基準容量をPn[V・A](=√3×Vn×In)、基準電圧をVn[V]、基準電流をIn[A]とするとインピーダンスZ[Ω]を%インピーダンス法で表しますと
%Z=In×Z/(V/√3)×100=In×Z×(Vn/√3)/ (Vn/√3)^2×100=Pn×Z/Vn^2×100[%]
となりますのでZ=X=11[Ω]、Vn=66[kV]、Pn=100[MV・A]を代入しますと
%X=11×100×10^6/(66×10^3)^2×100=25.2525…=25[%]
となります。
よって答えは3番の25[%]となります。

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