第三種電気主任技術者の過去問
令和元年度(2019年)
機械 問54

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種 電気主任技術者試験 令和元年度(2019年) 機械 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、太陽光発電システムに関する記述である。

太陽光発電システムは、太陽電池アレイ、パワーコンディショナ、これらを接続する接続箱、交流側に設置する交流開閉器などで構成される。
太陽電池アレイは、複数の太陽電池( ア )を通常は直列に接続して構成される太陽電池( イ )をさらに直並列に接続したものである。パワーコンディショナは、直流を交流に変換する( ウ )と、連系保護機能を実現する系統連系用保護装置などで構成されている。
太陽電池アレイの出力は、日射強度や太陽電池の温度によって変動する。これらの変動に対し、太陽電池アレイから常に( エ )の電力を取り出す制御は、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御と呼ばれている。

上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
  • ( ア )モジュール  ( イ )セル  ( ウ )整流器  ( エ )最小
  • ( ア )ユニット  ( イ )セル  ( ウ )インバータ  ( エ )最大
  • ( ア )ユニット  ( イ )モジュール  ( ウ )インバータ  ( エ )最小
  • ( ア )セル  ( イ )ユニット  ( ウ )整流器  ( エ )最小
  • ( ア )セル  ( イ )モジュール  ( ウ )インバータ  ( エ )最大

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

正解は5です

ア・イ、太陽電池アレイは複数の太陽電池セルを通常は直列に接続して構成される太陽電池モジュールをさらに直並列に接続したものである

ウ、パワーコンディショナは直流を交流に変換するインバータと連系保護機能を実現する系統連係用保護装置などで構成される

エ、太陽電池アレイの出力は日射強度や電池の温度による変動に対し、太陽電池アレイから常に最大電力を取り出す制御はMPPT(Maximum Power Point Tracking)制御と呼ばれている

参考になった数0

02

正しい組み合わせは、5番です。


(ア)
太陽電池を大きさ順に並べると、以下のようになります。

太陽電池「セル」→太陽電池モジュール→太陽電池アレイ

よって、(ア)は「セル」になります。
太陽電池セルは太陽電池の最小単位です。


(イ)
太陽電池セルの次なので、「モジュール」になります。


(ウ)
パワーコンディショナは、直流を交流に変換する「インバータ」と、連系保護機能を実現する系統連系用保護装置などで構成されています。


(エ)
MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御とは、日射量などの変動に対し、太陽電池アレイから常に「最大」の電力を取り出す制御方式のことです。

参考になった数0