第三種電気主任技術者の過去問
令和元年度(2019年)
法規 問79

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問題

第三種 電気主任技術者試験 令和元年度(2019年) 法規 問79 (訂正依頼・報告はこちら)

図は三相3線式高圧電路に変圧器で結合された変圧器低圧側電路を示したものである。低圧側電路の一端子にはB種接地工事が施されている。この電路の一相当たりの対地静電容量をCとし接地抵抗をRBとする。
低圧側電路の線間電圧200V、周波数50Hz、対地静電容量Cは0.1µFとして、次の問に答えよ。
ただし、
( ア )変圧器の高圧電路の1線地絡電流は5Aとする。
( イ )高圧側電路と低圧側電路との混触時に低圧電路の対地電圧が150Vを超えた場合は1.3秒で自動的に高圧電路を遮断する装置が設けられているものとする。

変圧器に施された、接地抵抗RBの抵抗値について「電気設備技術基準の解釈」で許容されている上限の抵抗値[Ω]として、最も近いものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

正解は4番の60[Ω]です。


電気設備技術基準の解釈 第17条からの出題です。


ポイントとなる問題文を再掲します。

( ア )変圧器の高圧電路の1線地絡電流は5Aとする。
( イ )高圧側電路と低圧側電路との混触時に低圧電路の対地電圧が150Vを超えた場合は1.3秒で自動的に高圧電路を遮断する装置が設けられているものとする。

上記より、
RB=300/IB となります。

なお、1.3秒のところが
 ・1秒以下なら RB=600/IB 
 ・2秒超過なら RB=150/IB
です。


【計算】

RB=300/5=60[Ω] となります。

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02

電気設備技術基準の解釈第17条からの出題。遮断時間によって接地抵抗値の計算方法が異なることに注意する。

1.3秒で自動的に高圧電路を遮断する場合、接地抵抗値RBは

RB=300/Ig=300/5=60 Ω

正解は4です。

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