第三種電気主任技術者の過去問
令和2年度(2020年)
法規 問78
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問題
第三種 電気主任技術者試験 令和2年度(2020年) 法規 問78 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく変圧器の電路の絶縁耐力試験に関する記述である。
変圧器(放電灯用変圧器、エックス線管用変圧器等の変圧器、及び特殊用途のものを除く。)の電路は、次のいずれかに適合する絶緑性能を有すること。
① 表の中欄に規定する試験電圧を、同表の右欄で規定する試験方法で加えたとき、これに耐える性能を有すること。
② 日本電気技術規格委員会規格JESC E7001(2018)「電路の絶縁耐力の確認方法」の「3.2 変圧器の電路の絶緑耐力の確認方法」により絶縁耐力を確認したものであること。
上記の記述に関して、次の問に答えよ。
この設問は、(前問)の続きの設問となります。
公称電圧22000Vの電線路に接続して使用される受電用変圧器の絶縁耐力試験を、表の記載に基づき実施する場合の試験電圧の値[V]として、最も近いものを次の選択肢の中から一つ選べ。
変圧器(放電灯用変圧器、エックス線管用変圧器等の変圧器、及び特殊用途のものを除く。)の電路は、次のいずれかに適合する絶緑性能を有すること。
① 表の中欄に規定する試験電圧を、同表の右欄で規定する試験方法で加えたとき、これに耐える性能を有すること。
② 日本電気技術規格委員会規格JESC E7001(2018)「電路の絶縁耐力の確認方法」の「3.2 変圧器の電路の絶緑耐力の確認方法」により絶縁耐力を確認したものであること。
上記の記述に関して、次の問に答えよ。
この設問は、(前問)の続きの設問となります。
公称電圧22000Vの電線路に接続して使用される受電用変圧器の絶縁耐力試験を、表の記載に基づき実施する場合の試験電圧の値[V]として、最も近いものを次の選択肢の中から一つ選べ。
- 28750
- 30250
- 34500
- 36300
- 38500
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この過去問の解説 (2件)
01
※この問題は(前問)と関連しています。
(前問)から、ここで使用する表の中の値は次のようになっています。
(ア):7,000 [V]
(エ):1.25 [倍]
試験電圧を求めるために、表を使うのですが、ここで必要となるのは最大使用電圧です。
最大使用電圧は「電気設備技術基準の解釈」の第1条にある1−1表の係数を使って計算できます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
使用電圧の区分 | 係数
1,000V以下 | 1.15
1,000Vを超え500,000V未満 | 1.15 / 1.1
500,000V | 1.05、1.1又は1.2
1,000,000V | 1.1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
公称電圧Eが22000Vの場合、1.15 / 1.1 が適用されます。
また、問題文の表から、試験電圧Vは、最大使用電圧Emの1.25倍となります。
上記により、次のように計算できます。
V = 1.25*Em
= 1.25*(1.15 / 1.1 * 22000)
= 28750 [V]
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02
試験電圧の値を求める問題です。
最大使用電圧は公称電圧の 1.15/1.1倍 なので、
22000 × 1.15/1.1 = 23000 [V]
となります。
【前問】で示したように、
最大使用電圧が7000〜60000Vなので、1.25倍の電圧が試験電圧になります。
よって、
23000 × 1.25 = 28750 [V]
となります。
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