第三種電気主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
機械 問51

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問題

第三種 電気主任技術者試験 令和3年度(2021年) 機械 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

定格容量 500 kV・A の三相変圧器がある。負荷力率が1.0のときの全負荷銅損が6kWであった。このときの電圧変動率の値[%]として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。ただし、鉄損及び励磁電流は小さく無視できるものとし、簡単のために用いられる電圧変動率の近似式を利用して解答すること。
  • 0.7
  • 1
  • 1.2
  • 2.5
  • 3.6

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この過去問の解説 (2件)

01

電圧変動率の近似式は以下の通りです。

 ε = p cosθ + q sinθ

  (ε:電圧変動率 p:百分率抵抗降下 q:百分率リアクタンス降下)

本問においては cosθ = 1、sinθ = 0 なので、

 ε = p

となります。

百分率抵抗降下は定格運転時の二次側相電圧に対する二次側での電圧降下、あるいはそれを変形した定格容量に対する全負荷銅損の比で表されます。

定格容量は500kV・A、全負荷銅損は6kWなので、百分率抵抗降下=電圧変動率は

 (6/500)× 100 = 1.2 [%]

となります。

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02

正解は「3」です。

三相変圧器の電圧変動率に関する問題です。

◆百分率抵抗降下について

・百分率抵抗降下 p[%]は,銅損Pc[kw]と定格容量Pn[kV・A]の比となります。

 よって,次の式で表す事ができます。

*p = (Pc/Pn) × 100 = (6/500) × 100 = 1.2[%]

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