小形交流モータとは電磁気の誘導作用によって回転力を発生させるもので商用電源から電源を供給するだけで動力を得られます。
その小形交流モータの一つとして、永久磁石(強磁性体)を使用した永久磁石同期モータがあります。
(ア)‥と同じ速度
・永久磁石同期モータは固定子巻線に電流を与えることで固定子内に磁界が発生し、その回転磁界に永久磁石が吸い寄せられ回転子も回転磁界と同じ速度で回転します。
(イ)‥埋込
・埋込磁石形同期モータはIPMモータとも呼ばれ、界磁に永久磁石を埋込、空げきのある常磁性体を使用する事でリラクタンストルクを利用できます。構造的に小型化・高速化に適しています。
(ウ)‥表面
・表面磁石形同期モータはSPMモータとも呼ばれ、永久磁石をロータ表面に組み込む形のモータです。
(エ)‥リラクタンストルク
・リラクタンストルクとは電磁石や磁石の吸引力を回転力(トルク)に変えたもので固定子と回転子の鉄心(電磁鋼板)との間に働く回転力です。
(オ)‥低い
・リラクタンストルクモータは永久磁石形同期モータに比べて、材料コストが低いです。
選択肢1. ア:より低い速度 イ:表面 ウ:埋込 エ:リラクタンス オ:低い
選択肢2. ア:より低い速度 イ:埋込 ウ:表面 エ:コギング オ:低い
選択肢3. ア:と同じ速度 イ:埋込 ウ:表面 エ:リラクタンス オ:高い
選択肢4. ア:と同じ速度 イ:埋込 ウ:表面 エ:リラクタンス オ:低い
選択肢5. ア:と同じ速度 イ:表面 ウ:埋込 エ:コギング オ:高い
まとめ
永久磁石同期モータは近年増加傾向にある電気自動車などに使用されています。