技術士の過去問
平成28年度(2016年)
基礎科目「設計・計画に関するもの」 問2
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問題
技術士 第一次試験 平成28年度(2016年) 基礎科目「設計・計画に関するもの」 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
抜取検査に関する次の記述の( )に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。
ロットの合格・不合格を計数値抜取検査によって判定する場合、ロットを構成するアイテムを一部抜き取ったサンプルを検査し、その( ア )等で合格・不合格を決定することになる。この際、満足な製品を不合格とする確率及び不満足な製品を合格とする確率のバランスが重要となる。前者を( イ )といい、後者を( ウ )という。この2つの確率は抜取検査手順を固定するとトレードオフの関係にあり、そのバランスは合格判定個数で調整される。検査が一連のロットに対して行われる場合には、先行ロットの結果を利用して後続ロットの抜取検査の厳しさを変更する( エ )の切換えルールの設定などが行われる。
ロットの合格・不合格を計数値抜取検査によって判定する場合、ロットを構成するアイテムを一部抜き取ったサンプルを検査し、その( ア )等で合格・不合格を決定することになる。この際、満足な製品を不合格とする確率及び不満足な製品を合格とする確率のバランスが重要となる。前者を( イ )といい、後者を( ウ )という。この2つの確率は抜取検査手順を固定するとトレードオフの関係にあり、そのバランスは合格判定個数で調整される。検査が一連のロットに対して行われる場合には、先行ロットの結果を利用して後続ロットの抜取検査の厳しさを変更する( エ )の切換えルールの設定などが行われる。
- ア:平均値 イ:消費者危険 ウ:生産者危険 エ:多回抜取検査
- ア:平均値 イ:生産者危険 ウ:消費者危険 エ:なみ検査ときつい検査
- ア:不適合品の数 イ:消費者危険 ウ:生産者危険 エ:多回抜取検査
- ア:不適合品の数 イ:生産者危険 ウ:消費者危険 エ:なみ検査ときつい検査
- ア:平均値 イ:消費者危険 ウ:生産者危険 エ:なみ検査ときつい検査
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この過去問の解説 (3件)
01
(ア)不適合品の数
計数値抜取検査では、不適合品の数が合格基準を満たすかどうかで判定します。
(イ)生産者危険
抜き取り検査を行った際、合格とすべきロットを不合格としてしまう確率のことをいいます。
(ウ)消費者危険
抜き取り検査を行った際、不合格とすべきロットを合格としてしまう確率のことをいいます。
(エ)なみ検査ときつい検査
検査の厳しさの水準は、なみ検査ときつい検査で分けられます。
したがって、各選択肢の解答は、
ア:不適合品の数、イ:生産者危険、ウ:消費者危険、エ:なみ検査ときつい検査
となることから、4が正解です。
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02
抜取検査は対象ロットの中からサンプルを抜き出し検査を実施し、
サンプル中の不適合件数をカウントし、対象ロットの合格不合格を決定します。
平均値では規格からの偏差が相殺されるため、
不合格ロットを合格と判定する恐れがあるので、アは不適合の数が適切です。
イは満足な製品を不合格とする事象で、生産者に不利益なので、生産者危険、
ウは不満足な製品を合格とする事象で、消費者に不利益なので、消費者危険です。
エは抜取り検査の厳しさを変更する内容の記載なので、
なみ検査ときつい検査が該当します。
多回抜取検査は複数回抜取を行い検査を実施するものなので、
抜取検査の厳しさについての記述としては不適当です。
したがって、
ア:不適合品の数、イ:生産者危険、ウ:消費者危険、エ:なみ検査ときつい検査
となるので、4が正解です。
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03
<正解>4
[解説]
抜取検査に関する問題です。
計数値抜取検査は、
「不適合品の数」が合格基準を満たすかどうかでロットの合格・不合格を判定します。
抜取検査の結果、
合格とすべきロットを不合格としてしまう確率のことを「生産者危機」いい、
不合格とすべきロットを合格としてしまう確率のことを「消費者危機」といいます。
なお、抜取検査の厳しさについては、「なみ検査」と「きつい検査」で分けることができます。
以上のことから、
(ア)から(エ)に入る語句は、
次のとおりです。
(ア)不適合品の数
(イ)生産者危険
(ウ)消費者危険
(エ)なみ検査ときつい検査
これらに照らして各選択肢を検討すると
1 (ア)から(エ)のいずれも合致しないため、
不適切な組み合わせとなります。
2 (ア)が平均値となっているため、
不適切な組み合わせとなります。
3 (イ)が消費者危機、(ウ)が生産者危機、(エ)が多抜取検査となっているため、
不適切な組み合わせとなります。
4 (ア)から(エ)の全てが合致しているため、
適切な組み合わせとなります。
5 (ア)が平均値、(イ)が消費者危機、(ウ)が生産者危機となっているため、
不適切な組み合わせとなります。
以上のことから、4が正解となります。
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