技術士の過去問
平成28年度(2016年)
基礎科目「材料・化学・バイオに関するもの」 問21
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問題
技術士 第一次試験 平成28年度(2016年) 基礎科目「材料・化学・バイオに関するもの」 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄、銅、アルミニウムの密度、電気抵抗率、融点について、次の( ア )~( オ )の大小関係の組合せとして、最も適切なものはどれか。ただし、密度及び電気抵抗率は20[℃]での値、融点は1気圧での値で比較するものとする。
ア 鉄 > 銅 > アルミニウム
イ 銅 > 鉄 > アルミニウム
ウ アルミニウム > 鉄 > 銅
エ 銅 > アルミニウム > 鉄
オ 鉄 > アルミニウム > 銅
ア 鉄 > 銅 > アルミニウム
イ 銅 > 鉄 > アルミニウム
ウ アルミニウム > 鉄 > 銅
エ 銅 > アルミニウム > 鉄
オ 鉄 > アルミニウム > 銅
- (密度)ア 、 (電気抵抗率)イ 、 (融点)エ
- (密度)イ 、 (電気抵抗率)エ 、 (融点)エ
- (密度)イ 、 (電気抵抗率)オ 、 (融点)ア
- (密度)ウ 、 (電気抵抗率)ウ 、 (融点)オ
- (密度)ウ 、 (電気抵抗率)オ 、 (融点)ア
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この過去問の解説 (3件)
01
金属の性質に関する問題です。
各金属の性質について、大小関係を選択します。
①密度
アルミニウムは軽いのが特徴です。
銅 > 鉄 > アルミニウムで、(イ)となります。
②電気抵抗率
銅は電線などに用いられ、電気抵抗率は低いです。
アルミニウムも銅ほどではありませんが、よく電気を通すことが知られています。
鉄 > アルミニウム > 銅で、(オ)となります。
③融点
アルミニウムは融点が低く、鋳造しやすい性質があります。
鉄 > 銅 > アルミニウムで、(ア)となります。
よって、(密度)イ、(電気抵抗率)オ、(融点)アで、3が正解です。
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02
正解は3です。
この問題は頻出なので全部暗記してしまうのが良いと思いますが、何となくイメージで以下はわかると思います。
①アルミニウムが一番軽い(密度が小さい)
②電線に使われるのは銅なので、銅が一番電気抵抗率が低い(電気を通しやすい)
③鉄はなかなか溶けない(融点が高い)、アルミニウムはすぐ解ける(融点が低い)
上記の知識だけで解いてみると
(密度)ア or イ
(電気抵抗率)ウ or オ
(融点)ア
すべて満たしているのは3だけとなります。なのでこれだけでも十分ですが余裕があれば
④銅が一番重い(特に鉄よりも重い)
⑤鉄の電気抵抗はアルミニウムよりも高い
も併せて覚えればより確実だと思います。
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03
鉄、銅、アルミニウムの密度、電気抵抗率、融点について、
大小関係を問う問題です。
密度の大小関係は、銅 > 鉄 > アルミニウム
電気抵抗率の大小関係は、鉄 > アルミニウム > 銅
融点の大小関係は、鉄 > 銅 > アルミニウム となります。
したがって、(密度)イ、(電気抵抗率)オ、(融点)ア となるので、
3が正解です。
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