問題
(ア)システム安全
A)システム安全は、システムにおけるハードウェアのみに関する問題である。
B)システム安全は、環境要因、物的要因及び人的要因の総合的対策によって達成される。
(イ)機能安全
A)機能安全とは、安全のために、主として付加的に導入された電子機器を含んだ装置が、正しく働くことによって実現される安全である。
B)機能安全とは、機械の目的のための制御システムの部分で実現する安全機能である。
(ウ)機械の安全確保
A)機械の安全確保は、機械の製造等を行う者によって十分に行われることが原則である。
B)機械の製造等を行う者による保護方策で除去又は低減できなかった残留リスクへの対応は、全て使用者に委ねられている。
(エ)安全工学
A)安全工学とは、製品が使用者に対する危害と、生産において作業者が受ける危害の両方に対して、人間の安全を確保したり、評価する技術である。
B)安全工学とは、原子力や航空分野に代表される大規模な事故や災害を問題視し、ヒューマンエラーを主とした分野である
(オ)レジリエンス工学
A)レジリエンス工学は、事故の未然防止・再発防止のみに着目している。
B)レジリエンス工学は、事故の未然防止・再発防止だけでなく、回復力を高めること等にも着目している。