技術士の過去問
令和元年度(2019年)
適性科目 問45

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問題

技術士 第一次試験 令和元年度(2019年) 適性科目 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、国連持続可能な開発サミットで採択された「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のための目標である。次の(ア)~(キ)の記述のうち、SDGsの説明として正しいものの数はどれか。

(ア)SDGsは、開発途上国のための目標である。
(イ)SDGsの特徴は、普遍性、包摂性、参画型、統合性、透明性である。
(ウ)SDGsは、2030年を年限としている。
(エ)SDGsは、17の国際目標が決められている。
(オ)日本におけるSDGsの取組は、大企業や業界団体に限られている。
(カ)SDGsでは、気候変動対策等、環境問題に特化して取組が行われている。
(キ)SDGsでは、モニタリング指標を定め、定期的にフォローアップし、評価・公表することを求めている。
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この過去問の解説 (3件)

01

<正解>5

[解説]

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)

の説明として正しいものの数を回答する問題です。

外務省が公表しているページ

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html

が参考になります。

問題文に掲げられた(ア)から(キ)がSDGsの説明として正しいかどうかを検討します。

(ア)誤った説明です。

SDGsは、先進国を含めて、

すべての国が行動すること(普遍性)を求めています。

よって、誤った説明です。

(イ)正しい説明です。

SDGsの特徴として、

普遍性:すべての国が行動

包摂性:誰一人取り残さない

参画型:全てのステークホルダーが役割を

統合性:統合的に取り組む

透明性:定期的にフォローアップ

が挙げられます。

よって、正しい説明です。

(ウ)正しい説明です。

SDGsは、2030年を年限とする国際目標です。

よって、正しい説明です。

(エ)正しい説明です。

SDGsは、17の国際目標です。

よって、正しい説明です。

(オ)誤った説明です。

日本におけるSDGsの取組みは、

大企業や業界団体に限られているわけではありません。

よって、誤った説明です。

(カ)誤った説明です。

SDGsでは、環境問題のほかにも、

社会問題や経済問題を含めて、

統合的に取り組むことが定められています。

よって、誤った説明です。

(キ)正しい説明です。

SDGsでは、SDGグローバル指標を定め、

定期的にフォローアップし、

評価・公表することを求めています。

よって、正しい説明です。

これらのことから、

SDGsの説明として正しいものの数は4つとなり、

正解は5となります。

参考になった数36

02

ア 開発途上も先進国も対象となる目標のため、不適切です。

イ 正しい

ウ 正しい

エ 正しい

オ 中小企業も対象のため、不適切です。

カ 貧困も対象のため、不適切です。

キ 正しい

参考になった数3

03

(ア)「開発途上国のため」だけでなく先進国のためでもあるので誤りです。

(イ)正しい

(ウ)正しい

(エ)正しい

(オ)「大企業や業界団体に限られて」おらず、中小企業にも適用される取り組みなので誤りです。

(カ)気候変動や環境問題以外にも貧困問題や食糧問題などの取り組みがあるので誤りです。

(キ)正しい

よって正しい選択肢は4つありますので、答えは5です。

参考になった数2