技術士の過去問
令和元年度(2019年)再試験
基礎科目「設計・計画に関するもの」 問6

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問題

技術士 第一次試験 令和元年度(2019年)再試験 基礎科目「設計・計画に関するもの」 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

保全に関する次の記述の(   )に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。

設備や機械など主にハードウェアからなる対象(以下、アイテムと記す)について、それを使用及び運用可能状態に維持し、又は故障、欠点などを修復するための処置及び活動を保全と呼ぶ。保全は、アイテムの劣化の影響を緩和し、かつ、故障の発生確率を低減するために、規定の間隔や基準に従って前もって実行する( ア )保全と、フォールトの検出後にアイテムを要求通りの実行状態に修復させるために行う( イ )保全とに大別される。また、( ア )保全は定められた( ウ )に従って行う、( ウ )保全と、アイテムの物理的状態の評価に基づいて行う状態基準保全とに分けられる。さらに、( ウ )保全には予定の時間間隔で行う( エ )保全、アイテムが予定の累積動作時間に達したときに行う( オ )保全がある。
  • ア:予防    イ:事後  ウ:劣化基準  エ:状態監視  オ:経時
  • ア:状態監視  イ:経時  ウ:時間計画  エ:定期    オ:予防
  • ア:状態監視  イ:事後  ウ:劣化基準  エ:定期    オ:経時
  • ア:定期    イ:経時  ウ:時間計画  エ:状態監視  オ:事後
  • ア:予防    イ:事後  ウ:時間計画  エ:定期    オ:経時

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この過去問の解説 (3件)

01

下から順に考えていきます。

オ.予定の累積動作時間に達したときなので、経時保全です。

エ.予定の時間間隔なので、定期保全です。

ウ.エとオは時間のことを指していましたので、時間計画保全になります。

イ.「要求通りの実行状態に修復させるために行う」事後保全です。

ア.「規定の間隔や基準に従って前もって実行する」予防保全です。

よって答えは5です。

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02

保全に関する問題も技術士試験では頻出です。穴埋め問題ですので、文章をよく読みながら、順番を間違えないように解答していきましょう。

(ア)規定の間隔や基準に従って前もって実行するのは「予防保全」になります。

(イ)フォールトの検出後のアイテムを要求どおりの実行状態に修復させるために行うのは「事後保全」になります。

(ウ)予防保全は、定められた時間計画に従って行う「時間計画保全」と、アイテムの物理的状態の評価に基づいて行う「状態基準保全」とに分けられます。

(エ)(オ)さらに、時間計画保全には予定の時間間隔で行う「定期保全」と、アイテムが予定の累積動作時間に達した時に行う「経時保全」とがあります。

以上より、正しい選択肢は5.となります。

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03

<正解>5

[解説]

保全に関する穴埋めの組み合わせの問題です。

(ア)から(オ)に入る語句は以下のとおりです。

(ア)予防 (イ)事後

(ウ)時間計画 (エ)定期

(オ)経時

 上記、(ア)から(オ)の語句を踏まえて、

各選択肢を確認すると以下のとおりとなります。

1.(ア)(イ)(オ)は適切ですが、

(ウ)が「劣化基準」、(エ)が「状態監視」となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

2.(ウ)と(エ)は適切ですが、

(ア)が「状態監視」、(イ)が「経時」、(オ)が「予防」となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

3.(イ)(エ)(オ)適切ですが、

(ア)が「状態監視」、(ウ)が「劣化基準」となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

4.(ウ)以外は合致していないため、

不適切な組み合わせとなります。

5.(ア)から(オ)の全てが合致しているため、

適切な組み合わせとなります。

以上のことから、適切な組合せは、5となります。

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