技術士の過去問 令和元年度(2019年)再試験 基礎科目「解析に関するもの」 問13
この過去問の解説 (3件)
まずf'(0)を求めます。
f'(0) = 1+{f(0)}^2
= 1+1^2
= 2
次にf'(x)を微分すると、
f''(x) = 2・f(x)・f'(x) なので、
f''(0) = 2・f(0)・f'(0)
= 2・1・2
= 4
次にf'''(x)を微分すると、
f'''(x) = 2・f'(x)・f'(x)+2・f(x)・f''(x) なので、
f'''(0) = 2・f'(0)・f'(0)+2・f(0)・f''(0)
= 2・2・2+2・1・4
= 16
よって答えは5です。
技術士試験において、微分積分などの基礎解析学についての問題はよく出題されます。問題文をよく読み、丁寧に解いていきましょう。
まず、f’(0)=1+{f(0)}^2=1+1^2=2となります。
続いて、f’(x)を微分してf’’(x)を導いていきます。
f’’(x)={f’(x)}’=[1+{f(x)}^2]’={1+f(x)f(x)}’=f’(x)f(x)+f(x)f’(x)=2f(x)f’(x)となります。
ここで、f(0)=1、f’(0)=2ですから、
f’’(0)=2 x 1 x 2 = 4となります。
続いて、f’’(x)を微分してf’’’(x)を導いていきます。
f’’’(x)={f’’(x)}’={2f(x)f’(x)}’=2{f(x)f’(x)}’=2{f’(x)f’(x)+f(x)f’’(x)}=2f’(x)f’(x)+2f(x)f’’(x)となります。
ここで、f(0)=1、f’(0)=2、f’’(0)=4ですから、
f’’’(0)=2 x 2 x 2 + 2 x 1 +4 = 8 + 8 =16となります。
以上、正解選択肢は5.となります。
微分積分などの基礎解析学に関する問題です。
順に計算していきます。
まずf'(0)は
f'(0) = 1+{f(0)}^2
= 2
となります。
次にf'(x)を一回微分すると、
f''(x) = 2・f(x)・f'(x) より
f''(0) = 2・f(0)・f'(0)
= 2・1・2
= 4
となります。
次にf'''(x)を微分すると、積の微分公式より
f'''(x) = 2・f'(x)・f'(x)+2・f(x)・f''(x) より
f'''(0) = 2・f'(0)・f'(0)+2・f(0)・f''(0)
= 2・2・2+2・1・4
= 16
よって f''(0) = 4、f'''(0) = 16 となるので、正解は5です。
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