技術士の過去問
令和元年度(2019年)再試験
基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問25
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問題
技術士 第一次試験 令和元年度(2019年)再試験 基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
気候変動に関する次の記述の、( )に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。
気候変動の影響に対処するには、温室効果ガスの排出の抑制等を図る「( ア )」に取り組むことが当然必要ですが、既に現れている影響や中長期的に避けられない影響による被害を回避・軽減する「( イ )」もまた不可欠なものです。気候変動による影響は様々な分野・領域に及ぶため関係者が多く、さらに気候変動の影響が地域ごとに異なることから、( イ )策を講じるに当たっては、関係者間の連携、施策の分野横断的な視点及び地域特性に応じた取組が必要です。気候変動の影響によって気象災害リスクが増加するとの予測があり、こうした気象災害へ対処していくことも「( イ )」ですが、その手法には様々なものがあり、( ウ )を活用した防災・減災( Eco − DRR )もそのひとつです。具体的には、遊水効果を持つ湿原の保全・再生や、多様で健全な森林の整備による森林の国土保全機能の維持などが挙げられます。これは( イ )の取組であると同時に、( エ )の保全にも資する取組でもあります。( イ )策を講じるに当たっては、複数の効果をもたらすよう施策を推進することが重要とされています。
(環境省「令和元年版環境・循環型社会・生物多様性白書」より抜粋)
気候変動の影響に対処するには、温室効果ガスの排出の抑制等を図る「( ア )」に取り組むことが当然必要ですが、既に現れている影響や中長期的に避けられない影響による被害を回避・軽減する「( イ )」もまた不可欠なものです。気候変動による影響は様々な分野・領域に及ぶため関係者が多く、さらに気候変動の影響が地域ごとに異なることから、( イ )策を講じるに当たっては、関係者間の連携、施策の分野横断的な視点及び地域特性に応じた取組が必要です。気候変動の影響によって気象災害リスクが増加するとの予測があり、こうした気象災害へ対処していくことも「( イ )」ですが、その手法には様々なものがあり、( ウ )を活用した防災・減災( Eco − DRR )もそのひとつです。具体的には、遊水効果を持つ湿原の保全・再生や、多様で健全な森林の整備による森林の国土保全機能の維持などが挙げられます。これは( イ )の取組であると同時に、( エ )の保全にも資する取組でもあります。( イ )策を講じるに当たっては、複数の効果をもたらすよう施策を推進することが重要とされています。
(環境省「令和元年版環境・循環型社会・生物多様性白書」より抜粋)
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ア:緩和 イ:適応 ウ:生態系 エ:生物多様性
- ア:削減 イ:対応 ウ:生態系 エ:地域資源
- ア:緩和 イ:適応 ウ:地域人材 エ:地域資源
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ア:緩和 イ:対応 ウ:生態系 エ:生物多様性
- ア:削減 イ:対応 ウ:地域人材 エ:地域資源
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この過去問の解説 (2件)
01
エ「遊水効果を持つ湿原の保全・再生や、多様で健全な森林の整備による森林の国土保全機能の維持」とあるので、生物多様性です。
ウ「Eco − DRR」とあるので生態系です。
イ「既に現れている影響や中長期的に避けられない影響による被害」や「気候変動の影響」などがあるので、適応です。
ア「温室効果ガスの排出の抑制等を図る」は緩和です。
よって答えは1です。
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02
環境問題は年々重要度が増していることから、技術士として関与すべき部分もどんどん増えています。技術士となったのちも環境問題と深く関わっていく必要がありますので、試験問題でも必要な資質として問われることが多くなっています。
出典元の環境省「令和元年版環境・循環型社会・生物多様性白書」は
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r01/pdf.html
で全文にアクセスすることができます。今回問題で用いられた文章は「はじめに」
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r01/pdf/1_0.pdf
ですので、これを参照していきます。
ア 緩和 イ 適応 ウ 生態系 エ 生物多様性 となります。
したがって、正解選択肢は1. となります。
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