技術士の過去問
令和2年度（2020年）
基礎科目「情報・論理に関するもの」 問8

論理演算に関する問題は頻出です。選択肢の論理式の意味をまず考えます。掛け算で表現されているのはAND、足し算で表現されているのはOR、文字の上の横棒はNOTを示しています。

1 : x AND y OR z

2: NOTx AND y OR NOT(y AND z)

3: x AND y OR NOTy AND z

4: x AND y OR NOT(x AND y)

5: x AND y OR NOTx AND z

真理値表の通りになる式は、この中では3. となります。

真理値表に関する計算問題です。

選択肢に与えられた式に

真理値表の上から順にｘ、ｙ、ｚに値を代入し、

f(x,y,z)を満たすかどうかを検討します。

１）(x,y,z) = (0,0,0)

１：〇　２：〇　３：〇　４：×　５：〇

→４の式は満たさないため、以下の検討から外します。

２）(x,y,z) = (0,0,1)

１：〇　２：×　３：〇　５：〇

→２の式は満たさないため、以下の検討から外します。

３）(x,y,z) = (0,1,0)

１：〇　３：〇　５：〇

４）(x,y,z) = (0,1,1)

１：×　３：〇　５：×

→１と５の式は満たさないことがわかります。

よって、以上のことから、３が正解となります。

真理値表に関する問題です。

論理式に記載した掛け算はAND、足し算はOR、上にバーが付く場合はNOTになります。

以上の性質から、問題に示している真理値表の通りとなる式は3が正解となります。