技術士の過去問
令和3年度(2021年)
基礎科目「設計・計画に関するもの」 問4

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問題

技術士 第一次試験 令和3年度(2021年) 基礎科目「設計・計画に関するもの」 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

ある装置において、平均故障間隔(MTBF:Mean Time Between Failures)がA時間、平均修復時間(MTTR:Mean Time To Repair)がB時間のとき、この装置の定常アベイラビリティ(稼働率)の式として、最も適切なものはどれか。
  • A/(AーB)
  • B/(AーB)
  • A/(A+B)
  • B/(A+B)
  • A/B

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

言い換えると

MTBF(A)は故障するまでどれぐらい動いていたか?を示す時間です。

MTTR(B)は壊れちゃったけどどれぐらいで直して動くようにしたか?を示す時間です。

そうなると「動いてた時間の割合」を示すアベイラビリティは動いていた時間を全体(動いてた時間+止まっていた時間)で割ったものです。

これに当てはまる式はA/(A+B)になります。

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02

頻出である定常アベイラビリティの出題です。

 

定常アベイラビリティ(稼働率)は、「システムが動作している確率」になります。

これを計算式にすれば、稼働率=動作した時間 / 全体の時間です。

全体の時間≒動作した時間と停止していた時間なので、

MTTR:平均修復時間(≒停止していた時間)

MTBF:平均故障間隔(≒故障するまでにかかる時間≒動作していた時間)から計算すると

 

稼働率

= 動作した時間 / (動作した時間+停止した時間)

= 動作した時間 / 全体の時間

= MTBF / ( MTBF + MTTR )

 

になります。

選択肢3. A/(A+B)

以上から本選択肢が正解です。

まとめ

頻出問題なので覚えるのも手ですが、覚えるというよりは理解して自分でいつでも導出できるようにしましょう。

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03

定常アベイラビリティとは、平均故障間隔(MTBF):A/{平均故障間隔(MTBF):A+平均修復時間(MTTR):B}であらわされます。

まとめ

正解は、A/(A+B)です。

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