技術士の過去問
令和3年度(2021年)
基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問29

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問題

技術士 第一次試験 令和3年度(2021年) 基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

次の(ア)〜(オ)の、社会に大きな影響を与えた科学技術の成果を、年代の古い順から並べたものとして、最も適切なものはどれか。

(ア)フリッツ・ハーバーによるアンモニアの工業的合成の基礎の確立
(イ)オットー・ハーンによる原子核分裂の発見
(ウ)アレクサンダー・グラハム・ベルによる電話の発明
(エ)ハインリッヒ・ルドルフ・ヘルツによる電磁波の存在の実験的な確認
(オ)ジェームズ・ワットによる蒸気機関の改良
  • ア → オ → ウ → エ → イ
  • ウ → エ → オ → イ → ア
  • ウ → オ → ア → エ → イ
  • オ → ウ → エ → ア → イ
  • オ → エ → ウ → イ → ア

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この過去問の解説 (2件)

01

全部わからなくてもいくつかわかれば答えは導けると思います。

順番に見ていきます。

ア:フリッツ・ハーバーによるアンモニアの工業的合成の基礎の確立

ハーバーボッシュ法のことですね。1906年です。

イ:オットー・ハーンによる原子核分裂の発見

1938年に発見されています。なお、ハーンは1944年にノーベル化学賞を受賞しています。

ウ:アレクサンダー・グラハム・ベルによる電話の発明

電話の発明は特許を取得した1876年とされています。

エ:ハインリッヒ・ルドルフ・ヘルツによる電磁波の存在の実験的な確認

Hzの人ですね。1880年代に様々行われていますが、電磁波の実験は1887年を差すと思われます。

オ:ジェームズ・ワットによる蒸気機関の改良

発明自体は1765年ですが、改良したのはおそらく1782年のことを指すと思われます。

まずオが一番最初というのは明らかだと思います。すると4と5に絞られるわけですが、年代が近いウとエがそれぞれ2番目3番目に来ています。ここで判断するのは正直難しいと思います。かろうじてハーバーボッシュ法より原子核分裂発見のほうが後だと判断できれば正解は4とわかります。

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02

科学技術の年代に関する問題です。

選択肢4. オ → ウ → エ → ア → イ

オ:ジェームズ・ワットによる蒸気機関の改良 1782年(推定) これが最も古いです。

ウ:アレクサンダー・グラハム・ベルによる電話の発明 1876年

エ:ハインリッヒ・ルドルフ・ヘルツによる電磁波の存在の実験的な確認 1887年

ア:フリッツ・ハーバーによるアンモニアの工業的合成の基礎の確立 1906年

イ:オットー・ハーンによる原子核分裂の発見 1938年 これが最も新しいです。

まとめ

全ての順序を覚える必要はなく、古い、新しいをイメージしていけばよいです。

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