技術士 過去問
令和4年度(2022年)
問8 (基礎科目「情報・論理に関するもの」 問2)

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問題

技術士 第一次試験 令和4年度(2022年) 問8(基礎科目「情報・論理に関するもの」 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

4つの集合A,B,C,D が以下の4つの条件を満たしているとき、集合A,B,C,D すべての積集合の要素数の値はどれか。

条件1  A,B,C,Dの要素数はそれぞれ11である。
条件2  A,B,C,Dの任意の2つの集合の積集合の要素数はいずれも7である。
条件3  A,B,C,Dの任意の3つの集合の積集合の要素数はいずれも4である。
条件4  A,B,C,D すべての和集合の要素数は16である。

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この過去問の解説 (1件)

01

1.条件を整理します。

条件1:A,B,C,Dのそれぞれの要素数は11。
→各集合に含まれる要素の総数は同じ。

条件2:任意の2つの集合の積集合の要素数はすべて7。
→どの2つの集合を選んでも共通する要素は7個。

条件3:任意の3つの集合の積集合の要素数はすべて4。
→ どの3つの集合を選んでも共通する要素は4個。

条件4:A∪B∪C∪D(4つの集合の和集合)の要素数は16。
→全体に含まれる要素の総数は16個。

 

2. 積集合(全てに共通する要素)の要素数を計算します。

4つの集合の積集合の要素数をxとすると、条件を整理して計算します。

 

(1)和集合の公式を利用

4つの集合の和集合の要素数∣A∪B∪C∪D∣を次の公式で表します。

∣A∪B∪C∪D∣=∣A∣+∣B∣+∣C∣+∣D∣−∑∣A∩B∣+∑∣A∩B∩C∣−∣A∩B∩C∩D∣

 

ここで、各項を条件に従って代入します。

・∣A∣+∣B∣+∣C∣+∣D∣=11+11+11+11=44(条件1より)

・∑∣A∩B∣=6×7=42(任意の2つの積集合の要素数が7なので、6組ある)

・∑∣A∩B∩C∣=4×4=16(任意の3つの積集合の要素数が4なので、4組ある)

 

したがって公式は次のようになります。

16=44−42+16−x

 

(2)xを求める

式を整理します。

16=44−42+16−x

16=18−x

x=2

 

すべての積集合の要素数は 2 です。

まとめ

図を描きながら解くとイメージしやすくなるため、必要であればベン図を活用しましょう。

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