技術士 過去問
令和6年度(2024年)
問1 (基礎科目「設計・計画に関するもの」 問1)

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問題

技術士試験 令和6年度(2024年) 問1(基礎科目「設計・計画に関するもの」 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

ユニバーサルデザインに関する次の記述の、[   ]に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。

障害を持つ人々があらゆる分野で差別を受けないようにするためや不便さを取り除くため、自身も車椅子を利用する障害者であったロナルド・メイスが、それまでのバリアフリーなどの概念に代わって提唱したのがユニバーサルデザインである。 ユニバーサルデザインの7つの原則は(1)公平な利用、(2)利用における[ ア ]、(3)[ イ ]で直感的な利用、(4)認知できる情報、(5)失敗に対する[ ウ ]さ、(6)少ない[ エ ]な努力、(7)接近や利用のためのサイズと空間、である。
  • ア:柔軟性  イ:単純  ウ:寛大  エ:身体的
  • ア:限定性  イ:単純  ウ:嚴格  エ:精神的
  • ア:柔軟性  イ:単純  ウ:嚴格  エ:身体的
  • ア:限定性  イ:複雜  ウ:嚴格  エ:身体的
  • ア:柔軟性  イ:複雜  ウ:寛大  エ:精神的

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この過去問の解説 (2件)

01

「ユニバーサルデザインの7つの原則」に関する問題です。

ユニバーサルデザインとは、すべての人にとって使いやすいデザインのことであり、その7つの原則は以下の通りです。

原則1:誰でも公平に利用できること

原則2:利用において柔軟性が高いこと

原則3:単純で直観的に利用できること

原則4:必要な情報がすぐに理解できること

原則5:失敗に対して寛大であること

原則6:少ない身体的な努力でも楽に使用できること

原則7:接近や利用のためのサイズと空間を確保すること

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. ア:柔軟性  イ:単純  ウ:寛大  エ:身体的

適切です。

ア:柔軟性○ 原則2は「利用において柔軟性が高いこと」なので正解です。

イ:単純 ○ 原則3は「単純で直観的に利用できること」なので正解です。

ウ:寛大 ○ 原則5は「失敗に対して寛大であること」なので正解です。

エ:身体的○ 原則6は「少ない身体的な努力でも楽に使用できること」なので正解です。

まとめ

7つの原則を一言一句覚えなくても、「全ての人にとって使いやすいデザインをつくる」というユニバーサルデザインの考え方を理解すると解答を導きやすいでしょう。

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02

 ユニバーサルデザインとは性別,年齢,障害の有無などによらず,すべての人・あらゆる立場の人にとって使いやすいデザインのことです.

 

7つの原則として,①公平性,②柔軟性,③単純性,④わかりやすさ,⑤安全性,⑥省体力,⑦スペースの確保があります.

 

 7つの原則の特徴,およびユニバーサルデザインが”あらゆる人に使いやすいデザイン”ということを考慮すると,選択肢にある”限定”,”複雑”,”厳格”のような制限や障害を連想させる単語は誤りである可能性が高く,選択肢を絞り込めるでしょう.

選択肢1. ア:柔軟性  イ:単純  ウ:寛大  エ:身体的

適切です.

ア:あらゆる人を対象とした柔軟性が正解です

イ:誰でもわかりやすい単純性が正解です

ウ:安全第一であらゆるミスを考慮した寛大な対応が正解です

エ:誰でも楽に・簡易的に使用できる身体的負担の低減が正解です

まとめ

ユニバーサルデザインの言葉の意味・目的を理解すれば,容易に回答可能な問題だと思います.

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