技術士 過去問
令和6年度(2024年)
問2 (基礎科目「設計・計画に関するもの」 問2)
問題文
限界状態設計法は構造物に生じてはならない限界状態を設定し、その状態の発生に対する安全性を個々に照査するものである。 限界状態は一般的に大きく分けて、終局限界状態、使用限界状態、疲労限界状態に分類できる。 限界状態に関する次の( ア )〜( ウ )の記述について、それぞれを表している限界状態の組合せとして、最も適切なものはどれか。
(ア)通常の供用又は耐久性に関する限界状態である。
(イ)荷重が繰り返し作用することによって生じる限界状態である。
(ウ)最大耐力に対応する限界状態である。
(ア)通常の供用又は耐久性に関する限界状態である。
(イ)荷重が繰り返し作用することによって生じる限界状態である。
(ウ)最大耐力に対応する限界状態である。
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問題
技術士 第一次試験 令和6年度(2024年) 問2(基礎科目「設計・計画に関するもの」 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
限界状態設計法は構造物に生じてはならない限界状態を設定し、その状態の発生に対する安全性を個々に照査するものである。 限界状態は一般的に大きく分けて、終局限界状態、使用限界状態、疲労限界状態に分類できる。 限界状態に関する次の( ア )〜( ウ )の記述について、それぞれを表している限界状態の組合せとして、最も適切なものはどれか。
(ア)通常の供用又は耐久性に関する限界状態である。
(イ)荷重が繰り返し作用することによって生じる限界状態である。
(ウ)最大耐力に対応する限界状態である。
(ア)通常の供用又は耐久性に関する限界状態である。
(イ)荷重が繰り返し作用することによって生じる限界状態である。
(ウ)最大耐力に対応する限界状態である。
- ア:使用限界状態 イ:終局限界状態 ウ:疲労限界状態
- ア:使用限界状態 イ:疲労限界状態 ウ:終局限界状態
- ア:終局限界狀態 イ:疲労限界状態 ウ:使用限界狀態
- ア:疲労限界状態 イ:使用限界狀態 ウ:終局限界狀態
- ア:疲労限界状態 イ:終局限界狀態 ウ:使用限界狀態
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この過去問の解説 (1件)
01
限界状態設計法の定義に関する問題です。
まず、限界状態設計法には、大きく分けて終局限界状態と使用限界状態があるのを理解しましょう。
・終局限界状態は、安全性を確保しうる限界の状態です。(破壊や大変形等に対して、構造物の安定性が損なわれていないか?人命に対する安全性等を確保できるか?)
・使用限界状態は、名前の通り使用性の限界の状態です。(構造物が機能するのか?設置目的を達成できるか?)
・一方、疲労限界状態は、特定の作用が生じる場合の限界状態の一種で、荷重が繰り返し作用することによって生じる限界状態です。
適切です。
ア:使用限界状態○ 「通常の供用又は耐久性に関する限界状態」は使用限界状態の説明です。
イ:疲労限界状態○ 「荷重が繰り返し作用することによって生じる限界状態」は疲労限界状態の説明です。
ウ:終局限界状態○ 「最大耐力に対応する限界状態」は終局限界状態の説明です。
・土木の技術標準では、終局限界状態、使用限界状態、疲労限界状態、を並列的に扱う場合があります。しかし、疲労については終局限界状態および使用限界状態の中で扱うことが可能であることに注意が必要です。
・設計においては、必ずしも全ての限界状態を考慮する必要はありません。各構造物の特性に応じて限界状態を選択することが重要です。
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