介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
コミュニケーション技術 問29
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) コミュニケーション技術 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
重度の失語症(aphasia)のある人とのコミュニケーションの方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 五十音表を見せて、指でさしてもらう。
- 口を大きく開けて、声を出すように促す。
- 重度障害者用意思伝達装置を使う。
- 単語をひらがなで書いてもらう。
- いくつかの絵の中から選んで、指でさしてもらう。
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この過去問の解説 (3件)
01
重度の失語症がある人とのコミュニケーションでは絵などの視覚化された情報を利用するのが適切です。
1.重度の失語症がある人は五十音表の理解は難しいでしょう。
2.失語症は声が出ないわけではありません。
3.重度障害者用意思伝達装置は全身が使えず発語ができない障害者とのコミュニケーションに使用します。失語症の人は対象ではありません。
4.重度の失語症の人は単語をひらがなで書くことは難しいでしょう。
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02
失語症は、脳の損傷によって話したり、聞いたり、読んだり、書いたり、計算したりすることがうまくできなくなります。
重度の失語症では読み書きは難しいため、絵を選んでもらうのが適切です。
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03
選択肢3の「重度障害者用意思伝達装置」を選択してしまいがちですが、これは、全身に障害があり発語ができない場合に利用するものです。
問題は「重度の失語症」ですので、視覚的なアプローチとして絵によるコミュニケーションを図ります。
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