介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
生活支援技術 問43
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 生活支援技術 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
頸髄損傷(cervical cord injury)(第6頸髄節まで機能残存)の利用者が自分で更衣できるようにするための介護福祉職の助言として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- かぶりの衣類より、前あきの衣類を勧める。
- ズボンの更衣は座位で行うように勧める。
- ファスナーはボタンに変えるように勧める。
- 靴下にループをつけるように勧める。
- 上衣の着脱は仰臥位で行うように勧める。
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この過去問の解説 (3件)
01
第6頸髄節まで機能残存の患者の場合、肩関節や肘関節の運動にくわえ、手首を背屈する動作が可能です。手首を背屈することによって指が曲がる動作(テノデーシスアクション)を用いることで服をつかむことが出来ます。
靴下にループをつけることで指を引っかけることができ、引き上げ動作や脱ぐ動作が出来るようになります。
1.かぶるタイプの衣類も着脱可能です。
2.ズボンを引き上げる動作は臥位の方が行ないやすいです。
3.ボタンの着脱は難しいです。ファスナーにリングをつけて使用するようにします。
5.仰臥位ではなくベッドのギャッジアップ座位などの方法で行なうよう指導します。
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02
正解は4です。
第6頸髄節まで機能残存の場合、肩や肘関節の動きは可能で、手首は伸ばすことが可能です。
靴下にループをつけることで、指を引っ掛けて自分で着脱が可能です。
1.かぶりの衣類も着脱可能です。
2.ズボンの更衣は臥位で寝返りを利用した方がいいでしょう。
3.ボタンの着脱は難しいので、ファスナーにループをつける方が良いです。
5.座位はとれるので、座位で行いましょう。
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03
第6頚髄節が残存している人は、肩・肘を曲げることと、手首を背屈することが可能です。
手指を使った細かな動作は困難なので、靴下にループをつけることで履きやすくなります。
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